【カウンセリング事例】クライエント同士で責任追及が始まってしまったケース。
2020年4月18日㈯です。今回は夫婦でのカウンセリングの場面の事例についてのシェアになります。
カウンセリング中に「責任追求」が始まってしまったケースです。
早速チェックしましょう!
フュ~イゴ~👇👇
【夫婦で来談してきた事例】
あなたはカウンセリングルームで伊藤さん夫婦のカウンセリングを担当しています。
伊藤さん夫婦には2人の息子がいますが、2人とも学校に行けていない状態です。
母親は専業主婦で、家事や育児の大半を1人で担っています。
母親はとても優しい性格で、子供には”学校でどんな事があったのか”を聞くなど、子供たちの気持ちに寄り添っていますが、学校に行きたがらない子供に厳しい対応が出来ずにいます。
ゆえに、「私の育て方に問題があったのではないか…」とカウンセリング中に涙を流しています。
父親は、単身赴任をしており、一ヶ月に一度家に帰って来る状態です。
父親は帰ってくる度に母親に対して「お前が悪い。甘やかせ過ぎ」と言葉をぶつけ、母親は追い詰められています。
父親は幼い頃から運動神経が抜群で、全国大会に出場するほどのスポーツマンです。
現在は大企業の最前線で働いていて、学校に行けない子供たちの事が理解できません。
カウンセリング中も母親を責め続けています。
たしかに、母親の甘やかし行為は話の中からも伺えますが、母親はずっと涙を流しています。
このような場合、カウンセラーはどのような対応をすればよいでしょうか。
【GOODな対応】
「責任追及しない」
カウンセリングは責任追及を行う場ではありません。
その旨をクライエントにも伝えます。
もしも、それでも追求がみられる場合は、あくまでも中立の立場に立ち、責められている側からも意見を引き出せるような働きかけが求められます。
そして、責められて傷ついてしまった心をサポートするようなアプローチも重要です。
【BADな対応】
「責任の追求に参加する」
責任の追求を行い問題を洗い出そうとする行為では、問題可決へ繋がるのは難しい。
責任の追求をしてしまうと、問題がこじれてしまう危険が極めわて高くなるので決して行わないように気をつける。
【まとめ】
✅問題の原因を探る時、責任追及がはじまる時がある。
✅責任追及しても問題は解決しない。「これからどうするか」にしっかりフォーカスする。
✅責任追及を行う場所ではない事を最初のカウンセリングで伝える。
👆感想。
問題を抱えている事へ対しての不安や憤りが、”責任追及”へと向いてしまうのだと思いました。問題の根本を探ることも重要ですが、「では、これからどうするか」が最も大切なので、そこを意識していきます。😉
はい。いかがでしょうか。
今回はこちらで以上となります。
よろしければコメントもお持ちしております。
最後までお読みいただいてありがとうござます。😉
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