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【カウンセリング】アドラー派理論2「問題行動には目的がある」


2020年3月20日㈮です。今回もアドラー派理論を見ていきましょう。多くの専門家に支持されている内容です。

早速見ていきましょう!

フュ~イゴ~👇


問題行動の背景に隠された思い

問題を引き起こしている人物(IP)は、無意味に問題を起こして周りに迷惑をかけている訳ではありません。

その問題行動にはしっかりとした『目的』があり、行動にも様々な意味があります。

特に分かりやすいのが子供の問題行動です。子供は、他者を思いやるという配慮がまだ苦手です。


そのため、集団の中で人の存在を認めてほしいという思い(目的)が生じた時、手っ取り早く目的が達成できそうな”目立つ方法で目を引く”という方法を選んでしまいがちです。

もしそれでも認めてもらえない時は”怒り”を抱くようになります。

怒りの感情が混ざることで表現は暴力的に変化し、集団の中での自分の居場所や地位を力ずくで得ようと”権力で周りを従わせようとする”のです。

その一方で、周りの子供達は自分の意見、感情を伝える事が出来るようになっていて、「自分と気が合わない」「嫌いな人」と距離を置く方法を学びます。

結果的に、権力で目的を果たそうとする子供は周りから孤立していきます。

すると、その子供は自分を受け入れてくれないことへの”腹いせ”に仕返しを考えます。

この仕返しは、より一層強い感情表現であるため、周りには強い不快感を与えてしまいます。

そして、これでも目的を達成できないとき、子供は「自分の居場所探しを諦めてしまいます」



【この理論をカウンセリングに活かすには】

カウンセリンに活かすには、まず「問題行動」と「問題行動が酷くなる過程」を理論的に理解することが重要です。

”問題行動=IPの問題”と捉えがちですが、”目的を満たせない周りの環境”に原因があるケースもあります。

IPは、自分の考え方が良くない事を分かっていても、問題行動を起こすしか方法しかなくなっているケースがあるのです。

カウンセラーはそんなIPの偏った考え方に焦点を当てて問題解決に向けた方法を一緒に考える姿勢が求められます。


【まとめ】

✅問題行動には明確な目的がある。

✅問題行動
・集団の中で自分の居場所を得たい。

・注意を引く。(泣いたり、怒ったり)

・権力て周りを従わせようとする。(注意を引くことが出来ないと暴力化する)

・仕返し。(暴力化しても目的に近づかない場合、より一層暴力化が強まる)

・諦める。(無気力になる。自分から何かしようとする気力がなくなる。)


※子供の頃にこのような経験がある大人もこのような問題を起こしやすい。

カウンセラーは、IPの偏ってしまった考え方に注目し、善悪の判断をするのではなく、問題解決に向けた努力をIPと一緒に考える姿勢が大切である。


👆感想。
私も子供の頃、よく問題行動を起こしていました。振り返ると「自分の居場所が分からない不安」が大きかったのだと思いました。

子供は自我が芽生えているのに、自分の気持ちを上手に伝えられないもどかしさがあるため、押し付けのない付き合い方が大切なのだと思いました。


はい。と、いうことで今回は以上になります。

お読みただいてありがとうございます。

コメントもお待ちしております。

それでは😁



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