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【カウンセリング事例】カウンセラーを通して家族の情報を得ようとするクライエントの接し方

2020年4月21日㈫です。今回は家族同士が同じカウンセラーでカウンセリングを受けているケースについてのシェアになります。

カウンセラーを通して情報を得ようとするクライントにはどのように接したらよいでしょうか。

確認していきましょう。

フュ~イゴ~👇👇👀


【家族間でのケース】

あなたは鮎川さん(小学6年生)女の子のカウンセリングをしています。

鮎川さんは、両親の離婚が決定していて、母親と一緒になることが決まっていますが、中学からの生活基盤が定まっていない状態です。

これまでは、鮎川さんは母親と一緒に来談していて、一緒にカウンセリングを行なったり、個別でカウンセリングを行なったりしておりました。


前回のカウンセリングは、母親一人でのカウンセリングを行いました。

母親は、鮎川さんが中学になるタイミングで実家に戻るので、一緒に実家で暮らして、そこから近くの中学校に通わせたいと語っておりました。


そして、今日は鮎川さんのカウンセリングの日です。

鮎川さんは母親から今後について何も聞かされておりません。

鮎川さんは、今の友達と一緒の中学校に通いたいと思っており、それが実現するかとても気にしています。


カウンセリングが始まると鮎川さんは、「前回、お母さんは、私をどうするか話してましたか?これから私、どうなっちゃうの?」と質問されました。

とても深刻な表情をしています。


こんな時、カウンセラーはどのような対応を心がけたらよいでしょうか。



【GOODな対応】

『知りたい気持ちには共感しつつも、語られた内容を開示しない。』

個別で行なったカウンセリング内容は家族であっても許可なく教えてはいけません。クライエントの”知りたい”という気持ちを受け止めつつ、守秘義務があることを伝えます。

事前に、守秘義務があることを説明しておく必要もあります。



【BADな対応】

『カウンセリング内容を許可なく話してしまう。』

安心させるために伝えたくなる事があるかもしれませんが、信頼関係が崩れる原因になりますので、勝手な判断で情報の開示はしないようにしましょう。

よかれと思った事が逆に傷つけてしまう恐れもあります。

どうしても守秘義務について納得してくれない場合は、話してもいいか確認を取ってから伝えるようにしましょう。


【まとめ】

✅家族といえど守秘義務がある。

✅個別カウンセリングを行う時は、双方に守秘義務があり、カウンセラーは情報を開示しない旨を事前に伝えておく。

✅家族のカウンセリング内容を聞かれた時は、聞きたくなる気持ちに共感をしながらも、情報の開示は出来ない旨をていねいに説明する。

もしも、どうしても納得してくれない時は話しても構わないか確認を取ってから話すようにすること。


👆感想。
同じ家族なんだら知る権利がある!というものではない。個人の尊重が大切だと思いました。


はい。いかがでしょうか。

今回はこちらで以上になります。

よろしければコメントもお待ちしております。

最後までお読み頂いてありがとうございます。😉



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