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【家族カウンセリングの流れ3】”クライエントを理解する”正しい3つのヒアリングの行い方とは。


2020年4月4日㈯です。今回は家族カウンセリングの流れの3番目「クライエントを理解する」です。

信頼関係が築けたら、具体的な問題の相談が始まります。

この時にどんな事を意識して話をすれば良いかのシェアになります。

早速いきましょう。
フュ~イゴ~👇👇👀


クライエントから聞き取る情報

カウンセラーは、ある程度信頼関係を築け、クライエントが悩みを打ち明けてくらた段階で、より深くクライエントの問題を理解するように向き合います。

クライエントが悩みを打ち明けてくれそうになったら、カウンセラーはクライエントの事を理解しようと意識を向けます。

そこでは、問題となっている部分の情報の聞き取りは大切ですが、クライエントの様々な情報を集めておく必要があります。

現時点での状況に焦点を合わせた情報を集め、問題解決の糸口を見つけるように意識する必要があります。

ただし、情報収集ばがりがメインになってしまうと、クライエントとの信頼関係を損なう危険がありますので、あくまでもクライントを理解しようとする姿勢が重要になります。

カウンセリングに時間をかける事は悪いことではありませんが、クライエントにカウンセリングの有用性を感じて頂かないと、カウンセリングを途中で放棄される危険があります。

できるだけ早期に問題解決に取り組むための情報収集が求められます。


【早期の情報収集】

できるだけ早期に問題解決するコツとしては


①IPが示す問題についてのヒアリング
(IPの問題行動の本質を可視化する事が期待できる)


②家族はIPをどう捉えているのかをヒアリング
(IPだけの問題だけでなく、家族全体の問題であるという視野を持つことが出来る)


③典型的な家族の一日のヒアリング
(家族の典型的な動きから、家族特有の行動が見えてくる)


がポイントになります。

これら3つのヒアリングを行う事によって、IPの問題行動が家族にどんな影響を与えているのかが見えてきます。

そして、問題行動によって生まれた影響がIPに満足感を与えているのかどうかを知る手がかりになることがあります。

さらに、問題行動に対する家族の反応を明確にすることで、IPの問題行動の目的が明らかになることがあります。

問題の一部の側面だけに固執せず、家族の特徴を含めた、クライエントを取り巻く環境の全体像を捉える事を意識する事が、問題解決への第一歩になるのです。


【まとめ】

✅信頼関係が築け、クライエントが悩みを打ち明けてきた時、カウンセラーはさらに”クライエントを理解しよう”と努める。

✅過去のトラウマなどに焦点を当てるのではなく、現在の状況についてのヒアリングを心がける。

✅適切な情報収集としては
①IPが示す問題についてヒアリングする。
②家族はIPをどう思っているのかをヒアリングする。
③典型的な家族の一日についてヒアリングする。

👆感想。
過去の経験が現在の問題となって現れる事が多いので、過去について掘り下げたくなりますが、苦しんでいるのは現在なので、現在の状態を把握するうえでの聞き取りを意識しないといけないのだと思いました。

3つの聞き取りポイントは問題解決に必要なヒアリングですね。👆


はい。いかがでしょうか。

今回はこちらで以上となります。

よろしければコメントもお待ちしております。

最後までお読み頂いてありがとうございます。😁👍


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