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さしす文庫2024年を振り返る!~文学フリマ京都8から始まったサークル活動~

こんにちは、さしす文庫です。
2024年の1月に行われた文学フリマ京都8に出店からスタートして早くも1年が経ちました。
そこで、今回の記事ではこの1年の間にさしす文庫が参加したイベントやトピックなどを販売した作品などとともに振り返ろうと思ういます。
(途中、作品紹介もございますので興味があったらぜひ購入して読んでくださいね!)


1月 文学フリマ京都8出店

さしす文庫の記念すべき初参加イベントは2024年1月14日に行われた文学フリマ京都8でした。

しかし、喜ばしいのは参加したということのみでした。
作品を何冊か購入していただけたのは本当に嬉しかったのですが、イベントに参加すること自体が初めてで浮かれていましたし、準備に関しても当日の動き方についても、右も左も分からなかったので結果は全くでした。

文学フリマ京都8で販売した作品はこちら
さしす文庫vol.1『相棒――バディ』

――最高の二人組、集めました。
「良い二人組(相棒・バディ)」をテーマに書いた計3作品が収録された短編集です。

【収録作品】
『ようこそ檜原魔法店へ』
高校の後輩で魔法の弟子でもある碧。その碧の先輩で魔法の師匠でもある晴。ある日、2人の魔法店に1人の小学生がやって来る――。
(百合×ゆるふわ現代ファンタジー)

『Xのトレンドの二割くらいは◯◯診断の結果だよね。』
相性診断アプリで幼馴染の梨奈との相性が0%と宣告された理玖。0%の理由が分かると同時に理玖は大ピンチに!
(幼馴染×青春学園ラブコメ)

『変態仮装行列殺人事件』
妹のお願いで仮装立食パーティにやってきた主人公に待っていたのは殺人事件だった!? 漠然とした恐怖に怯える妹のため主人公が取った行動は――。
(兄妹×ミステリ)


2月 さしす文庫のnote「さしす文庫の雑記帳」スタート

今読んでいただいているnoteのことです。
こちらは1月の文学フリマ京都8の惨敗を受けて、何か新しい活動も取り入れなければ、ということからスタートしました。
月に一度、創作に関連するテーマを決めて記事を書く「月イチ企画」や参加イベントのレポ、おすすめ作品紹介に加えて、中央競馬GⅠレースの予想や感想など様々な記事を公開しています。

7月 文学フリマ香川出店

さしす文庫2度目のイベント参加は1度目と同じく文学フリマでした。
京都の悲劇を経験したにも関わらず、メンバーの心が誰一人として折れなかったのがさしす文庫の強みかもしれません。

大惨敗した文学フリマ京都8の結果を受けて、メンバーで反省、改善を行って迎えたイベントでした。
大手のサークルさんや何度もイベントに参加されているサークルに比べるとまだまだですが、ようやくスタートに立つことができた、そんなイベントになったと思います。

文学フリマ香川で販売した新刊はこちら
さしす文庫vol.2『家に帰ると電気が止まっていた』アンソロジー 

家に帰ると電気が止まっていた……!?
そんなシチュエーションをテーマに様々なジャンルの合計6作品を収録したアンソロジーです。

【収録作品】
『同情するなら電気をください』
旅行から帰って来た妹を待っていたのは停電と超シスコンな兄――!? 地獄のような真夏の暑さを凌ぐため自称・発明家の兄は様々な発明品を披露するのだが……。 (兄妹コメディ)

『三親等』
電気が止まって真っ暗な玄関で六華は思い浮かべる。 黒髪ショートカットで大きな瞳、素直で反応が大きく可愛らしい姪のことを。彼女が秘める想いを。 近くて遠い。三親等の想いが交錯する。 (百合×叔母と姪)

『カズリとバニムの晩餐』
とある地方都市。 暗闇に包まれたマンションの一室で、カズリとバニムは肉を喰らう。貪るように、ただ喰らう。 ※一部に残酷描写が含まれます。 (現代ホラー)

『彼は思わぬ落とし穴に気づかず』
異世界転生した男は、現代の電化製品に囲まれた暮らしを忘れられなかった。 苦労の末、電化製品に囲まれた生活を手に入れた男だが、ある日帰ると雷の魔石がごそっとなくなっていた――。 彼は最後の最後まで落とし穴に気づかない。 (ハイファンタジー)

『海と月と狼と』
電気クラゲ発電の研究のため、朝陽は同僚の年下女性と1か月の出張に訪れていた。 同じマンションで暮らしていくうちに彼女のことを少しずつ知っていく。 ある日の夜、海と月と狼を見た朝陽の心は揺れ動く――。 (社会人百合×SF)

『ササと少し不思議な夜』
夜になると妹・ササの周りの灯りは霊障によって失われてしまう。 ある日の夜。妹を元気づけるため散歩をしていると霊障の売買をしているという怪しい男に出会う。 妹を助けるため、兄は霊障の買取りを依頼するがそれには条件があって――。 (現代×少し不思議なSF)



9月 文学フリマ大阪12出店


3度目の文学フリマ参加です。
大阪での文学フリマは、さしす文庫がサークル活動をするにあたってのきっかけになったイベントでしたので参加できてよかったです。

ただ、7月末に開催された文学フリマ香川から、9月上旬の文学フリマ大阪12に参加するというとんでもないスケジュールでした。


大変だった1ヶ月間の準備を振り返った記事もございます。(↓)

文学フリマ大阪で12で販売した新刊はこちら
『夏の終わりの逃避行』

8月の最期の週に始まった中学校の二学期。
人目のない橋の下で折り紙のカササギを燃やす少女――焔(ひかり)。
「ひかりと一緒に、悪い子になって?」
花火が見たいという焔の願いを叶えるために双子の兄である懐(なつ)は、大作戦と呼ぶには大それた、それでいて中学生としては分不相応な作戦を立てた。
「次の日曜日、28日の朝早くに出発しよう」
果たして二人は、無事に花火を見ることができるのか。


『先輩×後輩百合アンソロジー』

タイトルの通り、先輩と後輩の百合のみを集めた百合アンソロジーです。短編小説が計6作品収録されています。

【収録作品】
・『エレーデ魔法学院の氷姫』(孤高な先輩×子犬系後輩)
・『わたしの心に日は落ちて』(残念美人先輩×振り回され系後輩)
・『どのくらい好き?』(先輩×後輩コメディ)
・『偉大な聖女様』(先輩聖女×後輩聖女)
・『さしも知らじな燃ゆる思ひを』(ヘタレ系先輩×攻め後輩)
・『神田でヱと』(お姉様×妹のエス系百合)

11月 オンライン即売会「Creation World Vo.16 オリジナル(一次創作)オンリー即売会&展示会」参加

こちらはさしす文庫初のオンライン即売会となりました。
9月の文学フリマ大阪12が終わってから、さしす文庫が次に参加できそうなイベントが1月or2月になりそうだったので間を開けないようにと選んで参加したイベントです。

こちらも文学フリマ京都8の時と同じように、オンライン即売会に参加するのが初めてだったので右も左も分かりませんでした。
そういった意味でも、一度参加できたのは今後のさしす文庫にとってよかった経験だったと思います。



以上が、さしす文庫2024年の活動でした。
一年目ということで、当然分からないことばかりで大変なこともたくさんありましたが、それ以上に今までにない経験ができて良かった一年でした。
何度かイベントに参加したとはいえ、まだまだ新米サークルですので一歩ずつサークルとしてもメンバー個人としても、レベルアップしていけたらいいなと思います。

さて。
2025年のさしす文庫は2月9日の文学フリマ広島7から始動する予定となっております!

https://bunfree.net/event/hiroshima07/

新刊も出ますのでぜひよろしくお願いいたします。
※新刊の内容や金額などは決まり次第、noteやXでお知らせします。

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