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小説集

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ホラーや短編など小説置き場です。
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2022年12月の記事一覧

永久に年末を…【ショートショート】

年末 仕事納めも終え、私はだらだらと年越しを待っていた。 年末は正月の用意で忙しい。 だ…

JK私、興味ないメガネを振ったら、数年後大富豪になってたので付き合ったったwww→…

高校の頃、付き合っていた人がいた。 眼鏡をかけ、照れ屋で、頭は良い理系の男の子だ。 勉強は…

かっちゃん人形【ショートショート】

僕が通ったK幼稚園には、マスコット人形がいた。 「かっちゃん」という名前だった。 腹話術…

【ショートショート】忘れんぼパパ

直ぐに物忘れをする「わすれんぼパパ」がいた。 彼は若い頃、頭を大ケガした。 それ以前の記…

Mパーキングの幽霊【ホラー小説】

オカルト作家のK氏のもとに、エージェント酒頭(しゅとう)が訪ねてきた。 ある高速道路で起…

【ホラー・怖い話】美食会奇譚【短編】

同僚の里くんには感謝している。 「美食会」に僕を紹介し、このような素晴らしい世界に招いて…

【小説】下等動物取扱規則【ショートショート】

男は宇宙人に捕らえられていた。 排水道の付いた検視台の上で手足を縛られ寝かされ、サイバーな無影灯に照らされている。 それを取り囲む小柄な宇宙人が3人。 周りには残虐な電子ノコギリ、カッター、標本瓶などが準備されている。 「それでは、地球人の解剖を行います」宇宙人の一人が言った。「被検体はオス、壮年体、体長は…」 地球人の男は絶叫した。 「やめろ!まて!何でこんな酷い事をする」 宇宙人は応えた。 「ご安心下さい。オリオン腕下等動物取扱規則に則り、あなたを人道的に死亡さ

【ホラー短編小説】因果の呼び声 第一夜

第一夜 私は疲れていた。 フリーランスのライターをする私は、会社勤めと違い、自分の作業量…

【ホラー短編小説】因果の呼び声 第二夜

第二夜 疲れのせいか、日中仕事があまり進まなかった。 寝転んでぼんやりと昔のことを考えた…

【ホラー短編小説】因果の呼び声 第三夜

第三夜 それは、私の思い出と同じぬいぐるみだった。 私が遊んでいたぬいぐるみは、よく遊ぶ…

【ホラー短編小説】因果の呼び声 第四夜

第四夜 一睡もできなかった。 ただ、夜が明けると私は町で一番大きな神社へ連絡を取り、お祓…

【ホラー短編小説】因果の呼び声 第五夜

第五夜 私は朝起きて、玄関横の神棚へ行き、お祈りをした。 感謝の祈りだ。 何もなく朝を迎…