【小説】下等動物取扱規則【ショートショート】
男は宇宙人に捕らえられていた。
排水道の付いた検視台の上で手足を縛られ寝かされ、サイバーな無影灯に照らされている。
それを取り囲む小柄な宇宙人が3人。
周りには残虐な電子ノコギリ、カッター、標本瓶などが準備されている。
「それでは、地球人の解剖を行います」宇宙人の一人が言った。「被検体はオス、壮年体、体長は…」
地球人の男は絶叫した。
「やめろ!まて!何でこんな酷い事をする」
宇宙人は応えた。
「ご安心下さい。オリオン腕下等動物取扱規則に則り、あなたを人道的に死亡さ