あけ!ポンキッキ!【日本語】開け(アンディ・ウィアー『プロジェクト・ヘイル・メアリー』)
地球存亡の危機を扱った傑作SFより。初っ端から謎のオンパレードで、何を語ってもネタバレになってしまいそうなので詳細は伏せるが、語り手が目を開けようとする冒頭の場面である。
Audible で楽しませていただいているが、何度聞き直しても「開け」と言っている。
「ひらけ」だろう、ふつう。
でもいい声で何度もはっきりと「あけ」って言ってるものだから、自信がなくなってきた。
調べてみると、「あけ」と読むのは連用形で「開けて」など、あるいは連用形が名詞化した「口開け」「幕開け」などだ(weblio)。
誰かに何かを「あけよ」と命じることはできるが、自分の目はもちろん何かや誰かに「あけ」と命じる日本語はあるのか。
単に「ひらけ」の読み間違いなのか。
そんな事があるだろうか。
朗読者含め、商品化するまで誰も気が付かなかった、などということがあるだろうか。
知らない間に「あけ」という命令形が存在するパラレルワールドに、私が紛れ込んでしまったのだろうか。
いや、そんな日本語は検索しても出てこない。
インターネットごと、私だけパラレルワールドに紛れ込んでいるのかもしれない。
あなたはどちらの世界の住人ですか?