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ソシャゲの掛け持ちをやめたら心に余裕ができた話
◆ はじめに
私はゲームが好きで、スマホのゲーム、いわゆるソーシャルゲームもさまざまプレイしてきました。
ソーシャルゲームは手軽に楽しめる一方で、気づかないうちに時間を奪われがちです。特に、複数のゲームを同時にプレイしていると、それぞれのデイリークエストやログインボーナスをこなすだけでもかなりの時間がかかります。
私自身、多い時は10前後、去年まで5つほどのソーシャルゲームを掛け持ちしていたのですが、気づけば「ゲームを楽しむ」というより「使命感で続ける」状態になっていました。
そんな日々を変えようと思い立ち、思い切って一部のゲームをやめてみたところ、想像以上にポジティブな変化がありました。そこで今回は、「ソーシャルゲームの掛け持ちをやめたことで感じた変化」についてお話しします。
◆ 使命感で続けるゲームが増えていた
最初は純粋に楽しんでいたソーシャルゲームですが、次第に「ログインしなければ」「デイリークエストをこなさなければ」と使命感に追われるようになっていきました。特に、期間限定イベントなどがあると、「今やらないと損をする」という気持ちになり、毎日イベントを周回することが習慣化していました。
1つのゲームならまだしも、それがいくつもあると、デイリークエストやログインボーナスを回収するだけで1~2時間かかります。結果として、「ゲームをすることが負担になっている」と感じるようになったのです。
◆ 思い切ってアンインストール
そこで、今年の初めに「もうやらなくていい」と思えるゲームを思い切ってアンインストールしました。これにより、「やらなければならない」というプレッシャーから解放され、驚くほど気分が軽くなったのです。
アンインストール前は、「今まで頑張って集めたキャラクターやアイテムがもったいないかな」と少しだけ思いましたが、実際にアンインストールしてみると、そのデータも一瞬で消えてしまい、むしろ、自由な時間が増えたことのほうが大きなメリットでした。
◆ ソーシャルゲームを減らしたことで得られた3つの変化
1. 時間に余裕ができた
ゲームを減らしたことで、1日あたり1~2時間の余裕が生まれました。この空いた時間で、読書をしたり、散歩をしたり、趣味に没頭したりと、以前よりも充実した時間を過ごせるようになりました。
ソーシャルゲームは短時間で手軽に遊べる反面、気がつけば延々とプレイしてしまいがちです。ログインするだけのつもりが、気づけばイベントを進めたり、ランキングを気にしたりして、結局長時間プレイしてしまうこともよくありました。
このループから抜け出せたことで、自分のために使える時間が増え、生活がより充実するようになったと感じています。
2. 心理的なストレスが軽減された
「デイリーをこなさなければ」「イベントをやらないと報酬を逃す」というプレッシャーがなくなり、精神的にもかなり楽になりました。
ソーシャルゲームには「継続してプレイしたほうが得をする」要素が多いため、一度ハマるとなかなかやめづらい仕組みになっています。しかし、それに縛られることで、ゲーム本来の「楽しむ」という感覚が薄れてしまうこともあります。
ゲームを減らしたことで、純粋に「やりたいことをやる」生活に戻ることができました。
3. コンシューマーゲームをする時間が増えた
ソーシャルゲームを減らしたことで、コンシューマーゲーム(PCや家庭用ゲーム機)のプレイ時間が増えました。
もともと私はソーシャルゲームよりもコンシューマーゲームのほうが好きです。しかし、毎日の「デイリー消化」や「ログインボーナス回収」に追われるうちに、じっくり腰を据えて遊ぶゲームの時間が減ってしまっていたのです。
しかし、ソーシャルゲームを減らしたことで、「プレイしないと損をするゲーム」ではなく「本当にやりたいゲーム」を楽しめるようになったのです。ストーリーをじっくり味わうRPGや、戦略を考えながら進めるゲームに没頭できるようになり、ゲームそのものをより楽しめるようになりました。
結局やっていることはゲームなので、「ゲーム自体をやめた」わけではありませんが、楽しみ方が大きく変わりました。ソーシャルゲームのように「プレイしないと損をする」という使命感ではなく、「やりたいときにやる」という本来の遊び方に戻れたことが、大きな変化だったと感じています。
◆「趣味を楽しむ」ことと「趣味に縛られる」ことは違う
ソーシャルゲームは楽しいものですが、いくつもプレイしていると、気づかないうちに時間や精神的な余裕を奪われてしまうことがあります。私自身、プレイするゲームの数を減らしたことで、「自由な時間が増えた」「ストレスが軽減された」「生活リズムが整った」 といった大きな変化を実感しました。
もちろん、適度に楽しむことができるのであれば、ソーシャルゲームは素晴らしい娯楽の一つです。これはゲームに限らず、ほかの趣味にも当てはまるかもしれません。
もし「やらなければならない」という使命感が強くなってきたら、その趣味について一度立ち止まって考えてみるのも良いでしょう。私のように、思い切って整理することで、新しい時間と心の余裕を手に入れられるかもしれません。
「趣味を楽しむ」ことと「趣味に縛られる」ことは違います。
趣味は、日々のストレスから心をリラックスさせるものだと私は思います。しかし、趣味そのものがストレスの原因になってしまったら、それはもはや本来の意味での「趣味」とは言えないのではないでしょうか。
この気づきが、より健康的で充実した日々を送るきっかけになるかもしれません。
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