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紫外線がSLEに与える影響と日々の対策

はじめに


SLE(全身性エリテマトーデス)は自己免疫疾患(膠原病)の一種で、免疫系の異常により体のさまざまな部分に炎症を引き起こす病気です。そのため、感染予防、食事管理、服薬など、日常生活で多くの対策が求められます。

その中の1つが「紫外線対策」です。紫外線はSLEに大きな影響を与え、病状を悪化させるリスクを高めることがあります。

今回は、紫外線がSLEに与える影響と、私自身が日々実践している紫外線対策についてお話しします。

紫外線の影響


SLEの患者さんは紫外線の影響を受けやすく、紫外線にさらされると皮膚が赤くなる、疲労感が強まる、病気が再燃(悪化)する、といった症状が引き起こされることがあります。

紫外線は曇りの日でも約60%は地面に届くと言われているため、油断して外出するとSLEの再燃に繋がる可能性があります。そのため、晴れの日だけでなく、曇りや雨の日でも紫外線対策を意識することが重要です。

また、屋内にいる場合でも窓ガラスを通して紫外線が侵入するため、室内での紫外線対策も必要です。

私が行っている紫外線対策


私自身も紫外線対策を日常生活に取り入れています。以下は、私が実践している主な対策です。

1.帽子をかぶる
つばの広い帽子を選ぶことで、顔や首を効果的に紫外線から守ることができます。

2.長袖を着る
夏でも半袖は避け、五分袖や七分袖など少し長めの袖を選ぶようにしています。通気性の良い素材の服を選べば、暑さ対策をしながら紫外線を防ぐことができます。熱中症や脱水症状を防ぐため、こまめな水分補給と体調管理を心がけましょう。

3.日陰を利用する
外出時にはできる限り日陰を選んで歩くようにしています。また、地下通路や屋内の施設を活用して、紫外線に直接さらされないよう工夫しています。

4.日中の活動を避ける
紫外線が強くなる時間帯は、可能な限り外出を控えるか、屋内にいるようにしています。

5.日傘+日焼け止めを使う
毎日のように使ってはいませんが、皮膚が露出しやすい夏場や日差しが強い日には、日傘や日焼け止めを使うようにしています。

まとめ


紫外線対策は、SLEの患者さんにとって日常生活で欠かせない重要な取り組みの一つです。季節や天候に関係なく紫外線は常に存在しているため、対策を習慣化することで病状の悪化を防ぐことができます。

SLEを発症したばかりの頃は、それまでの生活が一変し、戸惑いや「これからやっていけるのだろうか」という不安を感じる方も多いと思います。私自身も同じ気持ちを抱えていました。

しかし、対策を意識しながら生活することで、少しずつ習慣として身につき、快適な日常を維持できるようになりました。これらの対策を実践し、健康管理を大切にしながら、一日一日を充実させていきましょう。

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サーシー@SLE×腎移植
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