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#毎週ショートショートnote

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#毎週ショートショートnote 参加作品をまとめています。
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2023年1月の記事一覧

噛ませ犬ごはん #毎週ショートショートnote

噛ませ犬ごはん #毎週ショートショートnote

 客が食べたいものは何でも作る。それが俺の店のスタイル。古今東西あらゆる料理を知り尽くした俺に、作れぬものはない。
 今日の客が注文してきたのは、噛ませ犬ごはん。聞いたこともない料理だ。だが作れないとは言えない。なんとか作り出すしかない――
 
「噛ませ犬ごはん、おあがりよ!」
 客に自慢の一杯を突きつける。俺が幾度となく料理してきた数々の「前菜」。料理界における噛ませ犬的存在のそれらを駆使した、

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大増殖天使のキス #毎週ショートショートnote

大増殖天使のキス #毎週ショートショートnote

「神様ぁ! もう限界です! 早く増員してくださいよぉ!」
「まったく、やかましいのう」

 あまりの激務の連続に耐えかねた私は、天使業務の合間に、神様に文句を言いに来ていた。

「神界はどこも人員不足なんじゃ。わがままを言うでない」
「そんなこと言ったって、もう人間増えすぎて私一人じゃどうにもなりませんってば!」
「でも、お前ら新しく創るの大変なんじゃよなぁ。ほら、ワシってば、ゲームのキャラクリで

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失恋墓地 #毎週ショートショートnote

失恋墓地 #毎週ショートショートnote

『探さないでくれ』
 突拍子もないメッセージを受信したツバサはため息をついた。
「またか……どうせあそこだろうな」
 文句を口にしながら、大きなシャベルを手に家を出る。向かった先は墓場だ。

 ツバサは中に入り、立ち並ぶ墓石を一つ一つ確認しながら歩いた。
「坂口……坂谷……アキ。ここだな」
 探していた名前を見つけたツバサは、持ってきたシャベルで、墓石の前のまだ柔らかい地面を掘った。地面の下からは

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5次会疑似クラス招集 #毎週ショートショートnote

5次会疑似クラス招集 #毎週ショートショートnote

 次は5次会疑似クラス招集、か――

 今夜は10年ぶりの同窓会だった。楽しいひとときを過ごしたあと、「2次会行く人!」という声に、手を挙げて答えた途端、俺は謎の真っ白い部屋に移動していた。
 最初は、酔っ払いすぎたのかな、なんて思っていたが、周りを見渡せば他にも人がいる。一番近くにいた人に、ここはどこか、と訪ねたがその人もわからないようで、困惑するばかりだった。

 色々な人に話を聞いたところ、

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2次会デミグラスソース #毎週ショートショートnote

2次会デミグラスソース #毎週ショートショートnote

『おふくろの味ですか?2次会デミグラスソースのハンバーグですかねぇ』

 正月休みで久々に実家に帰省した僕は、居間でテレビを眺めていた。「あなたのおふくろの味は?」というテーマのインタビュー映像が流れている。ヘンテコな名前の料理が聞こえてきて、僕は画面に注目した。

『2次会デミグラスソース!定番ですよね』
 インタビュアー曰く、定番らしい。そんなわけないだろ、と思った僕は、台所に立っている母親に

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逆さ富士七転八倒 #毎週ショートショートnote

逆さ富士七転八倒 #毎週ショートショートnote

『続いてのコーナーはコチラ。逆さ富士七転八倒ショー!』
 聞き慣れない言葉が聞こえてきて、男はふと目が覚めた。
 正月休み、実家に帰省したものの、大してやることもなく、だらだらとテレビを垂れ流しにしながらウトウトしていた男は、安眠を妨げられたような気がして苛立ちを覚えながら画面に目をやった。

『現在、河口湖に来ております!逆さ富士七転八倒ショー、開始です!』
 画面に、富士山と湖が映し出される。

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宝くじ魔法学校 #毎週ショートショートnote

宝くじ魔法学校 #毎週ショートショートnote

「ちっ。今日も当たらなかったか。」
 男は、手に持った夢の跡をビリビリと破いて、ゴミ箱に捨てた。
 数年前に「宝くじ魔法学校」が出来てからというもの、普通の人は殆ど宝くじに当選しなくなってしまった。
 しかし、男にとって、宝くじは生きがいだ。そう簡単に辞めることは出来ない。

「1等が当たれば、今の仕事ともオサラバできるんだけどな。ガキの頃に宝くじ魔法学校がありゃあなぁ。」
 宝くじ魔法学校に入学

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