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統合失調症患者として生きる その4
保護室から出て入った病室は二人部屋でした。
ベッドとベッドの間にカーテンがありましたが、同室の患者さんはカーテンを閉めてほしくないと看護師さんから聞いていました。
それでも、相手を視界に入れたくなくて、自分も見られたくなくてカーテンを閉めがちでした。彼女は喫煙者だったので喫煙所で過ごす時間が多くなり、このため追及されずに済みました。
朝起きると、ロビーに体温計がおいてあり、各自検温することにな
上品そうな細身の事務員として転勤した時のことです。うどん屋さんの四人席に四人で着席して、「スポーツ習ったことはないでしょ?」「習ったのはボディビルです」というやり取りをしたら斜め向かいの方が吹き出しそうになり、残り三人が笑いがとまらなくなりました。
統合失調症患者として生きる 3
今回は保護室で過ごした時のことを書きます。
入院する前に冷房のない実家におり、涼しくなるためと熱中症にならないためにと水をよく飲んでいましたが、医療スタッフからは「山茶花さんは水を飲みすぎる」と見られて、保護室の水を止められてしまいました。
保護室の洗面台はセンサー式の蛇口で、また、室内にあるトイレも外から操作して流せるようになっていました。
飲みたい時に水が飲めないので、冷房をかけてもらう
統合失調症患者として生きる 2
今回は、入院するまでのことを書きます。
40分あれば通勤できていたのが、異動になり。本社勤務から工場勤務になって電車で片道二時間かかるようになってしまい、苦しい通勤時間を味わうことととなっていました。
この頃、「夜の電車の中がまぶしいな」と思ったことが印象に残っています。
私生活では、当時の夫が「夫婦なんだから、一緒に夕ご飯を食べよう」と言い、「俺が帰ってくるまで食べるな」と言ってきたり(空
統合失調症患者として生きる 1
2005年の夏、家族の同意による入院である医療保護入院しました。そこで、自分より先に家族に統合失調症との診断を告知され、お見舞いに来た母から統合失調症という病名を知らされました。
ショックでした。
大学での法学の講義のある時に
「事件を起こしても裁かれない精神分裂病」
という発言が出て、加害者側と見なされることは知っていましたし、精神科病棟で他の患者さんに病名を聞かれても答えたくありませんでした
長女である姉が、仕事仲間から「一人っ子か末っ子かと思っていた」と言われた話を思い出している。
50平米に満たない部屋に5人家族が住んでいた実家、狭いと思っていたが、よその人に言ったら「それは......」と言われた。やはり狭かったんだ。
アンドロイドこわしちゃった
もちろん、人型ロボットではなく携帯電話のほうです。
アンドロイドユーザーは「スマホを使ってる」と一般名詞を使い、アイフォンユーザーは「アイフォンを使ってる」と固有名詞を使うなと思っているうちに思いついたタイトルです。
コンビニでコンビニのアプリを読み取ってもらって、買ったものをしまうかしている最中に手が滑ってスマートフォンを落としてしまい、画面をタッチしても反応しなくなってしまいました。
今
ベルマークを集めて寄付したり、道端のごみ拾いをするのが好きです。いいことをすると気持ちがいいからです。
いいことについて「完全に役に立つわけではないから偽善だ」と言う人がいますが、どうかと思います。偽善とは「人に見せるために行う善」のことと定義されていますから。
家計が苦しかったのは自分のせいではなかった
誤解妊娠している母に「3人も子どもを持つ余裕がないから中絶してくれ」と父が言ったが、母が胎児を生むことを決めて生まれた子どもが私だと以前に書いた。
それで、頭数が増えたせいで家計が苦しいのだと思いこまされていたが、違ったということを、つい最近知った。
本当のところは父が結婚前に家を建てるために借金をし、結婚後も祖父母と叔母とともに住んでいたが、定位家族から追い出された。そこで、生殖家族の住む家