家計が苦しかったのは自分のせいではなかった
誤解
妊娠している母に「3人も子どもを持つ余裕がないから中絶してくれ」と父が言ったが、母が胎児を生むことを決めて生まれた子どもが私だと以前に書いた。
それで、頭数が増えたせいで家計が苦しいのだと思いこまされていたが、違ったということを、つい最近知った。
本当のところは
父が結婚前に家を建てるために借金をし、結婚後も祖父母と叔母とともに住んでいたが、定位家族から追い出された。そこで、生殖家族の住む家を確保するためにさらに借金したのが家計が苦しかった理由だ。
自分のせいではなかった
「3人も子ども抱えて大変だよ」と母は笑顔ではあるが、何度も言っていた。また、「お金がかかる。日ぼしになっちゃう」ともよく言っていた(大げさなのだ)。そこで、「いなかったかもしれないのにいて負担をかけている自分」が生きていて申し訳ない思いをしていた。
「父の人生設計が崩れた」それだけの話だったのだ。