東風の詩
ひとつ。
決して咲こうとはしないこと。
見えなくとも分かる。
まだ、雪が残っている。
いやなに
知らないわけではない。
日光のあたたかさ。
そよ風のここちよさ。
ミツバチのくすぐったさ。
夢に見てきたいつかの春。
祭囃子が聞こえている。
笑い声まで聞こえてくる。
まだ雪が残っている。
まだ雪が残っている。
今日の限りを描き記そう。
暗く冷たい土の中にも
ないわけではない一縷の風。
決して
咲こうとはしないこと。
まだ、雪が残っている。
ひとつ。
決して咲こうとはしないこと。
見えなくとも分かる。
まだ、雪が残っている。
いやなに
知らないわけではない。
日光のあたたかさ。
そよ風のここちよさ。
ミツバチのくすぐったさ。
夢に見てきたいつかの春。
祭囃子が聞こえている。
笑い声まで聞こえてくる。
まだ雪が残っている。
まだ雪が残っている。
今日の限りを描き記そう。
暗く冷たい土の中にも
ないわけではない一縷の風。
決して
咲こうとはしないこと。
まだ、雪が残っている。