#29 Three Good Things を書き出してみる
友人が音声配信を始めました。もともとラジオが好きだった僕は、「これってかなり有効な発信手段かも」と思いました。AI の世界でも、言語だけ、音声だけ、画像だけではなくそれらを組み合わせた「マルチモーダル」の研究が盛んになってきていますが、その有効性を改めて感じた次第です。その番組で紹介されていた(恥ずかしながら、初めて聞いた)Three Good Things の書き出しなるものをやってみようと思います。今日でドイツについてちょうど一週間、1日3つなら7日で21のいいことがあったはず……
これは年齢か?
三度目の海外留学なので、どうしても初回と二度目を思い出します。初回のカナダは23歳の時でしたが、到着した翌日には大学〜中心街を歩き回って、通りの名前や大学のキャンパス内の建物などをすぐに覚えてしまいました。なんといっても1ヶ月の短期語学留学だったので、「まずは一段落」なんて思っているとあっという間に留学が終わってしまいます。
二度目のオーストラリアは翌年24歳の時で、3日くらいでいろいろ把握したのではないかと思います。そして三度目は25年後のドイツ、街の全体像を把握するのにフルに一週間使ってしまいました。どうしても「部屋でゆっくりする」時間がある程度欲しくなりました。これは年齢か?
ドイツならではの不便さ
日本とドイツの違いはたくさんありますが、特に普段都市部に暮らしている日本人が毎日の生活で一番不便に感じること、それは「ドイツにコンビニがないこと」ではないでしょうか(下の記事を参照)。食料品を買うにはスーパーへ行く必要があり、車がないのでまとめ買いも無理となると、必然的に必要最小限のものを計画的に買う生活になります。
また、ドイツ人は(というかドイツでは)一人で静かに過ごすことに対する欲求が強いようです。長距離列車には会話をしない「サイレントゾーン」が設けられていますし、大学のゲストハウスでも「静かにしなければいけない時間」が決められています。大学のキャンパス内でも、カナダやオーストラリアに比べて大勢でわいわい話している風景はまれです。ということは、何か聞きたいことがある場合は明確に意思表示しないと相手は行ってしまうので、日本人的には「ほったらかしにされている」ように感じます。
毎日の Three Good Things を書き出す習慣
そんな毎日の中、「1日に3個はいいことがあるはず、それを書き出して幸せになろう!」という友人の呼びかけに応えたいと思います。今その時に意識を集中するマインドフルネスと合わせて用いれば、異国での挑戦もどうにかなるのではないかと期待しています。では過去一週間の Three Good Things を書いてみます。
こうして21項目を書き出すと、なぜか暖かい気持ちになり、前向きになれました。一週間何にもできなかった、とか思っていたのですが、そんなことは全くなく、上のようにいろいろ進めることができました。有効性を確認したので、Three Good Things の書き出しを習慣にしようと思います。専用アプリもあるみたいです。
明日からは過去二度の留学と比べるのではなく、「今ここにいる幸せ」を現在進行形で感じながら、研究を進めていきたいと思います。
今日もお読みくださって、ありがとうございました🌙
(2023年8月9日)