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17行書いて、ペンを止める。出していたペン先をしまうと、木製のデスクに置いた。 15年前…
ああ、多いな。 お盆前日の駅ナカのカフェ。社会人の雫を出迎えるため、寄ることにした。…
「のあー、あちぃ」 うしろの自動ドアが閉まって、店員のありがとうございましたーが吸い込…
※BLですので、ご注意ください。 「セン」 100人以上入る空き教室で、静かに呼ぶ声をきく…
「ただいま」 カーテンのむこう側から、明るいオレンジ色の光が射していた。導かれるように…
#2021年1日1文Memoのみをつかって 、文章を書いてみました。お久しぶりですが……。 今回は「青…
#2021年1日1文Memoのみをつかって、文章を書いてみました。 今回は「ホラー?」編。わたしは、怖い話は苦手です。 1文は切り貼りしてます。 曲がり角ばかりの迷路みたいに、人生迂回ばかり。ラストって思うと選びたくなる。 完全な黒と、未完成な白。キラキラに見える光を、探して、……?? 消えた下には、深い闇。 すべては黒にもどる。 つかった文・順に 37、586、259、180、93、125、442、249 元の1文たち
#2021年1日1文Memoのみをつかって 、文章を書いてみました。 今回は「恋」編。 いやーちょっと…
きっと貧困で死んでいくんだろうな GWはレジに立ち またSWもレジに立つ 誰とも深く関わらず 金…
バブル崩壊後、絶望を感じていた日本。の端に、ぽつんと生み落とされた漫画がある。 その…
ガラス張りの壁は、日の光を集めている。午後2時前のカフェテリアは、ねむけをさそう。あく…
「なぁ、解散しないか」 ギターもベースもドラムも、すべてがよく響くガレージだが、俺の声…
30週目の1文、”黒いインクの文字を食らう。”(2021/07/30)から。 「ぼく、本がすきだと言…
過去(2018年)に書いたものです。お気に入りがUSBに眠っていたので、起こしてみました。時代は2004年秋。 男子生徒→図書館司書、という気持ちで書いています。 排気ガスも人口も少ないこの町では都会よりも空気が澄んでいる。とはいえ、最寄り駅から十五分ほどで県内では都会の街に出ることができる。三十分に一本という早いとは言えない頻度で。都会より田舎が好きという変わり者はこの町にたどり着く。のどかな風景といえば聞こえがいいが、単にじいさんばあさんが多いだけ。オレはなぜここにい