2020.07.07 雨時々曇 25°/29° しとしと雨で駆け出して
雨が降っていても別に農家さんは関係ないのです。晴耕雨読って言葉もありますが、それは自由の世界。山梨でぶどう農家をしていたときは雨なんかお構いなし。一日カッパをきて、足元はグズグズ泥だらけ。カッパのいたるところから水が染み込んでくる。ぶどうは自分の頭より上に仕立てているので、もちろん腕を上げての作業。作業する手からしずくが袖元に滴り落ちます。延々と。すべてひっくるめて、ぶどうには関係なくって、それぞれの樹ごとのタイミングで成長し、目覚めていくのです。
今日のカバーは ぬれぬれトレビスちゃん です。
なんて。そんなことを思い出したのは、いてもたってもいられず朝ごはんを食べた後。畑の中で雨にしっとり浸ってきたからかもしれません。もちろんあの時と同じようにひたひたに濡れました。
鷹の爪ちゃんの成長著しい
とりあえず鷹の爪ちゃん。9本くらい埋まっております。ちょっと多すぎかもって思いつつも、昨年収穫した実から種をとってつないできたので「この子に決めた!」って、できないので、絞りきれなかったのが本当のところ。きっと虫よけにもなるし、大好きなペペロンや、ペペロンとか、ペペロンを作れるし。保存できるし。無駄にはならないです。
しっかりと麻ひもで誘引
たくさん採れちゃう自信があるので、鷹の爪風呂とまでは行かないけれど、自家製の一味を作っちゃおうかなって。最終的に自分の畑で育てたもので、一味からスタートして、七味まで作れたら面白そう。それには野菜だけではなく、果樹も育てなければ・・・。やっちゃいましょうか。だって陳皮だけはどうしても入れたいから。
知らぬ間に奴が目覚めている
ここ数日の雨で目覚めました。この子は一体何という野菜でしょうか。さつまいもと同じヒルガオ科。茎の真ん中は空洞になっていて、タイとかベトナムではよく食べられております。ってここまで来たら分かる人にはわかりますかね。「空芯菜」別名パリパリ夏菜。もともと熱帯から亜熱帯ではよく育ちそうな感じで梅雨時なんか最高の条件なのかもしれません。
熱帯といえばこの子
かつてはクレオパトラ?でもおなじみのモロヘイヤ様。最近は2日・3日あけてしまうと、なんだか違う作物かってくらいぐんぐん成長してる。今の梅雨時は心地良のかもしれませんね。雨だと畑の作物が〜なんて言葉も聞かれますが、強風で倒れることを除けば、終始俺のターンと言わんばかりです。
生き残りサンチュ様
ダイソーの50円の種。大好きなチマサンチュさま。申し訳ないくらいに大きく育っています。芽吹き率が低いながら、ここまで大きくなってくれたら一安心。収穫の暁には無駄にいろいろなものを包んで食べている姿を想像しています。きっとそこにはあります。マヨネーズ。
ガパオ風でたっぷりいただく
そうそう今宵はガパオライス風。ナンプラーとオイスターソースが味のベース。スパイスはにんにく・生姜・クミン・五香粉・花椒・タイム。香りが豊かです。私はナンプラーとタイムの組み合わせは最高だと思っていて、ナンプラーの香りというか生臭さが得意でない方にはぜひぜひといったところ。臭みを押さえて旨味だけ引き出してくれる気がします。そう。気がしているだけでずっとハマっております。ちなみに、ここにレモンとかライムを絞ったら昇天する自信があります。
今夜のメニューには自家野菜たっぷり。にんにく・たまねぎ・紫玉ねぎ・鷹の爪・甘とう美人・ライムホルン・トレビスとほぼほぼ自家野菜レシピ。味の深みをだす椎茸君だけは栽培していないので、購入したものをつかっています。きっとこの壁を越えたら楽しい気がするのだけれど。椎茸まで栽培し初めたら、戻ってこられなさそうな気がしてしまって・・・。なんて、壁を超えたい欲求と戦っているふりをして、壁を越えちゃったら戻ってくる気は毛頭ないだろうと容易に想像できます。
なんだかパラパラ雨より、ちょっと強いくらいだったら、全然仕事前でも畑に行けちゃうかんじです。別に濡れたって着替えを持っていけばいいのですから。土が乾かないのがどうにもこうにも行かないですが、こまめに虫退治と収穫を繰り返しながら、晩梅雨しのぎきります。