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いわしとフェンネル

令和5年1月6日(土)12:30に私が食べたもの。

チェレンターニにいわしとフェンネルのソースをかけたもの。

もう、何がなんだか私にはわからない。
何を食べたんだ、私は一体、と言いたくなるメニューだ。

ただ単に、おしゃれなネーミングだなと思って無印で買って食べてみた。
イワシは好きだし、イワシのパスタも好きだ。
多分、美味しいんだろうなと思った。

結論から言うと、美味しかった。私の好きな味だった。

チェレンターニというパスタは袋の裏の指示通り10分ほど塩を入れたお湯でグラグラと茹でた。
いわしとフェンネルのパスタソースは袋の指示は読まずに皿に入れて、レンジでチンした。

茹で上がったパスタの湯を切り、温まったパスタソースの中に入れる。フォークでパスタソースを絡ませて、パスタを口に運んだ。

チェレンターニというパスタは真ん中が空洞になったショートパスタで、ぐるぐるとねじれている。外側には溝があり、しっかりとソースが絡む。
歯応えもあり食べ応えもあるパスタだった。

パスタを口に入れて噛むと、パスタの中の空洞からとろりとソースがこぼれてくる。周りに絡むだけでなく、中にもしっかりとソースが絡んでいるので、しっかりとソースが味わえるパスタだと思った。

いわしとフェンネルのソースは、イワシの味はするものの、イワシが完全にソースと化していたのでイワシの食感などを味わうことはない。旨みという部分でイワシが活かされているソースだと感じた。次に食べる機会があれば、イワシを焼いたものか缶詰などを一緒に食べたいなと思った。
私は脂の乗ったイワシが好きなのだ。

フェンネルというものが私には全くわからないが、イワシの旨みの中に爽やかな風味が感じられた。ケッパーも入っていた。ケッパーの酸味かな? そんなものも感じられて、美味しかった。

一人で100g食べるのは多いかな、といった印象だった。
50gを分け合って食べて、他の料理も一緒に食したい食べ物だと感じた。
お酒と一緒に。

後半ちょっと飽きてきたので、青ネギを散らして唐辛子を振って、味変して食べた。美味しかった。

しかし、フェンネルっていったい何者だよ、と思った。
チェレンターニはパスタの名前だからまあいいとして、一体私は何を食べたのだろうか。
皿に残されたわずかなパスタソースの中に、疑問が取り残されたままになっていた。

ウイキョウ(茴香[5]学名: Foeniculum vulgare)は、セリ科ウイキョウ属に分類される、多年生草本植物である。ウイキョウ属唯一の種で、英語名からフェンネルとも呼ばれている[6]。伝統的なハーブの一つとしても知られ、甘みのある香りと樟脳のような風味があり、古くから香辛料薬草などとして用いられ、栽培も行われてきた。

Wikipedia

フェンネルを検索したら、ウイキョウが出てきた。
ごめん、ウイキョウも知らんわ。
どっちも知らんかった。

めっちゃ初対面の野菜だった。
八百屋とかスーパーにいるのかしら、この方達。
一応、主婦歴18年くらいあるんだけど、出会ったことない。

初めましてフェンネル。
ようこそ、私の胃の中へお越しくださいました。

しかし、ハーブ系というだけあって、確かにこのパスタソースからはハーブっぽい感じもした。けど、嫌な感じじゃなかった。おしゃれでしょ私、みたいなアピールもなく、ちゃんと美味しかったと思う。
フェンネル単体を食べた訳では無いので、なんとも言えないが、このソースに入っているフェンネルは普通の子だった。万人受けするかっていうと、小首をかしげるかもしれないけど。

こういうものを食べる時、私の中で何かが満たされていく感じがある。

新しいものを食べるからだろうか。
おしゃれなものを食べている気がするからだろうか。
好奇心が満たされるような、ワクワクするような。

ほっとするような、いつ食べても同じ味のする実家のお母さんのカレーとか肉じゃがみたいなのももちろん大好き。
ゲテモノみたいなのは、ちょっとスマンって腰が引けちゃう時もあるけど。

だけど、新しいものを食べると、まだ知らないものがあるんだという喜びを感じる。これってなんだろうって調べて、新しい知識も入ってくる。
それもこれもこうやって記録に残そうと思う機会があるからかもしれないけど。そのまま通り過ぎていかないで、一旦、私の中に止まってくれるから、覚えていられる気がする。


でも、一回だけじゃ味まで覚えられない。多分、またどこかでフェンネルにあったら、「やあ、久しぶり」ってハイタッチして、食べてみよう。




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