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酒を飲んだ後のラーメンが美味しいのには、三つ目の理由があった。

飲酒後のラーメンを美味しく感じるのには、二つの理由があると、私は考えている。

一つ目。
まず、飲酒後に私たちがラーメンを欲するところに、理由があると考える。

飲酒後にラーメンが食べたくなるのは、アルコールを分解するために必要な4つの栄養素が、ラーメンにたくさん含まれているからだ。

アルコールを分解するために必要な栄養素は、アラニン・グルタミン酸・亜鉛・ビタミンB1。そのうち、ビタミンB1を除く三つの栄養素が、ラーメンにはたくさん含まれている。だから私たちは、飲んだ後に、本能でラーメンを求めてしまう。

そして、二つ目。
ラーメンには旨み成分であるグルタミン酸が、たくさん含まれている。

グルタミン酸は、三大旨み成分の一つである。ラーメンはシンプルに、旨みを多く含んだ食べ物だ。と言うことは、ラーメンが飲酒後、飲酒前関係なしに、美味しいというのは自明の理だ。

体が欲する美味いものを食べているのだから、飲酒後のラーメンが美味しいのは、説明の必要がない事実ということになる。

しかし私は、この二つの理由以外にも、飲酒後のラーメンを美味しく感じる理由があるのではないかと感じている。


🍜


詳細は後日、記事にするが、〆のラーメンをとびきり美味しく感じたその日、私はみずのけいすけさんの書けるようになるnote勉強会に参加をした。

「趣味はnoteです」と言ってもいいぐらいにどハマりしているnoteの勉強会は、非常に学びのあるもので、ほぼ毎日noteを書いてる勢にも関わらず、私はさらにnoteを書きたいと思うようになった。noteという沼の深さと、底抜けな魅力をさらに感じるいい機会だったと思っている。

勉強会終了後の二次会にも参加をし、主催者のみずのさんとお話をさせていただいたり、他の参加者さんと交流もさせていただくことができた。普段は、仕事の関係の方達と飲みに行くことがほとんどなので、他業種の方とお話しするのは刺激的で、興味深かった。

その後、noteで交流のある三毛田さんミーミーさん日々木さんと三次会に行き、さらには〆のラーメンまでいただくことになった。

「まだ飲みたい」「ラーメン食べたい」と欲望のままの発言を繰り返す幼児のような44歳の私のリクエストに付き合っていただいた御三方には、感謝しかない。この場を借りてお礼申し上げます。

三次会と〆のラーメンでは、プライベートな話から、noteの話など、様々なお話をさせていただいた。さらには色々なお話も聞かせていただき、ものすごく楽しかった。私にとって、この日の出来事は、最高のフルコースだった。

オフ会的なものに参加したのは、初めてではなかったが、SNS上で知り合った人と対面して、常々感じていることがある。それは、みなさん、noteの印象のままだな、と言うことだ。

私はSNSを虚構の世界だと思っている節がある。理想の自分を作り上げることもできるのだから、本当はこんな人ではないのでは?とWEB上の文章を読みながら、半信半疑で読んだりもする。しかし、お会いさせたいただいた方は、みなさん、私が抱いていたイメージのままで、本当に驚くしかないし、信頼できる方とお知り合い、いやお友達になれたことに、喜びを感じたりもする。

三毛田さんは、ユニークでどこから何が飛び出るのかわからない面白いお兄さんだし、ミーミーさんは明るく元気な人懐こい印象のままだった。日々木さんも好青年で、腕立て伏せが得意そうな印象そのままだった。文章には、人柄がそのまま反映されるという例を見せていただき、私は安堵した。

ひとしきり話をさせていただいた後、私は飲んでばかりであまり食べ物を食べていなかったことに気づいた。どうにもお腹が空いていた私は、「ラーメンが食べたい」と口に出していた。心と口が直結しているタイプの人間なので、考えるより先に、いつも言葉が出てきてしまう。私は自分の声を聞き、「私って、ラーメンが食べたかったんだな」と思った。

今思えば、「ラーメンを食べたい」は、大量に飲んだアルコールをしっかり分解しなければ、明日、二日酔いになると言う危機感を感じた体からのメッセージだったに違いない。

その場でラーメン屋さんを検索し、近くにあったラーメン屋に入ることとなった。

狭いラーメン店だった。
福岡市中央区天神のどまんなかに、元祖長浜ラーメンがあったことを知らなかった私は、こんなところに元祖があったのか、と驚いた。外に人が並んではいたものの、回転が早く、すぐに店に入ることができた。食券を買い、カタ麺を注文し席に座ると、すぐにおいしそうなラーメンが出てきた。早速、ラーメンを啜る。

「うまい!」

考える必要などない。体が欲していたのは間違いなくこれだ。模範的な長浜ラーメン。お酒を飲んでいて、詳細な味は覚えていないが、うまかったことだけは覚えている。チャーシューも薄過ぎず厚すぎず、ベストな厚さ。「華奢に見えるけど、脱いだらちゃんと肉感があるのね」と言いたくなる、うっすらと脂肪がついているタイプ。私の好み。このチャーシューがクラスメイトにいたら、男女関係なく惚れてしまうだろう。

途中、ごまをかけたり、こしょうをかけたり、紅生姜をのっけたり。飽きさせないとんこつラーメンを、あっという間に平らげた。

食べ終わった私は、なんだか少し、寂しさを感じていた。

替え玉をしたいけど、これ以上は入らないし、店の外にはお客さんが並んでいる。
まだ、みなさんとお話はしたいけど、すでに日をまたいでしまっている。

なんだか、寂しい。

満足しているのに、まだこれ以上の美味しさと楽しさを求めている自分がいる。

〆のラーメンに溶け込んでいたのは、グルタミン酸やアルコールを分解する栄養素だけでなく、その日の楽しかった思い出と名残惜しさと、美味しさを倍増させる盛りだく酸な感情だった。






忘れたくない思い出のワンシーン。

これがなんなのかについてを説明すると長くなるので割愛するが、元気がない時に思い出すと多分、元気になれそうな気がするので、写真だけ残しておきます。








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