Grade 9: 24th October and later- The others didn’t matter
しつこいようだけど母校は本当に、本当に小さくて。
噂話もあっというまに広がる。
日本人同士だったらなおさらコミュニティが狭くなるので秒で広がる。
だけどそんなのも当時の私たちはお構いなしで。
いや、気にはしてたんだけどもう広まるのは仕方がないよねっていう感じだったんだと思う
10月24日 月曜日
私はCちゃんと放課後遊ぶ約束をしたらしい
例のこのことがあったからとくに。
この時の遊びといっても学校最寄りのマクドナルドに行って話すか、繁華街までいってプリクラを撮るかくらい。
バスケの試合があるのかなにかでキャンパスの長い階段近くに日本人先輩とIちゃんの集団がいた。
I:「私一人で試合見に行くの嫌だからSarryも一緒にきて!!E君もちょうどいるし!!おねがい!!」
でも今日はCちゃんと放課後一緒にいるって約束しt..…
I:「PleaAaaaAAseeee」
C: 「No!! Let go!! Sarry’s coming with ME!!!」
I: 「But I have things to do with her toOooo!!!」
学校に残って欲しいIちゃんに左腕を
一緒に放課後遊びたいCちゃんに右腕を
両方から引っ張られ引き裂きの刑にあってる中、それを見ながら笑ってるEくんと不思議そうに眺めるスターフィッシュ君が横を通り過ぎた。
結果はCちゃんの勝利。
私はCちゃんと久しぶりに二人だけで過ごした。(とか言ってるけど全くもって何したかは覚えてない)
それから恐らくしばらくして、Iちゃんから電話がかかってきた。
完全想像の話だけどきっと「Heyy are you guys still at McDonald’s??」と聞かれたんだと思う。
>Erm no I’m back home already
「Oh, okayy. Wait I’m going to pass this phone to someone. Talk. 」
ー電話が誰かに渡される音ー
「えぇえ..…」
「あ、もしもし?えーと」
>あ、えーとー Eくん?
「あ、うんうん、えと、あーw なんか突然電話渡されたんやけどーー。Iちゃんに代わるねーw」
ー背後でHageがメチャクチャ爆笑してる声ー
((Eさんまじ耳真っ赤っすよ!!はははははっははh))
その夜MSNでオンラインに上がってきたE君と話をした。
「(電話変わられた時)でもほんと周りに4、5人が耳を立てて聞いてたよーーーw」
「僕まじで突然すぎてなにもいえなかったしーw」
日本人の先輩たちはEくんが私に絡んでることが面白すぎたらしく興味津々だったらしい。
そして私の学年では、同じくバスケの部活をやってるYとMからEくんはずっとSarry!Sarry!とニヤニヤしながらいじられていたらしい。
なんか知ってるんだろうねーいやーこの学校小さすぎー!
でも、たぶんみんな僕だけがSarryちゃんを好きって思ってるだけだからーw とのことだった。
10月25日 火曜日
放課後私はGrade9の子達と学校の図書室にいた。
そこにたまたま居合わせたE君(たぶん)。
来る金曜についての話をどうやらしに来てくれたみたい。
私は金曜はダブルブッキングでFちゃん、ソフィアちゃん、Sおりちゃんの四人でFちゃんのホームステイ先にお泊まりする約束もあった。だから夜はFちゃん家に行かないといけないよっていうのをEくんに伝えたらしい。
そんな二人の様子を遠目から見てたMarioくん。
後でEくんに、「おまえらどうなってるん?」と聞いてきたらしい。
普段学校で話さない二人が図書室で話してるってことは何か進展があったんだろう。
Eくんが私を好きなのは初期の頃からMarioくんは知っていたから余計に。
面白いくらいに周りに注目され、応援された恋愛だった。
それもこれもEくんの人柄故。
10月26日 水曜日
当時私の住んでた家はMarioくんと、Marioくんと同じ下宿先にいた先輩の集合住宅から徒歩15分程度の距離にあって。
私がいつもより遅くに家を出るとMarioくんたちと登校時間が被った。
Marioくんから、私の家が近くにあることを聞いてたEくんとこの日、朝いつも何時に家出てるのー?という話題になった。
Sarryちゃんいっつも朝早いよねーと。
(今冷静に思うとどの辺に住んでるのか学年違う数名に把握されてる上に登校時間も早いこと知ってるの怖すぎる)
当時私はCちゃんと毎朝学校目の前のバス停で待ち合わせして一緒に登校していた。
ハイスクール初日に一人でキャンパスに行くのが怖かったからそれ以来習慣になってた。
私が西側の学校からバスで15分程度の距離に住んでた反面彼女は北側の学校から電車やバスの乗り継ぎ40分とか1時間程度の距離に住んでた分時間が読みにくくて7:30とかには既に学校に着いてた。らしい。
かくいうEくんは学校から程近い南寄りに住んでいて、バスで10分程度のところに住んでいていつも間際の7:50とかに来てたんだと思う。
恥ずかしいのもあって、あまりにも学校で顔を見て話すことができないからEくんは煮詰まってた。
だから「朝一緒に学校行くー?」と私からなんとなく提案してみた。
わわわわわわ もー朝からSarryちゃんと一緒だなんてーーーーうれぴーーーww
後にも先にも、一緒にいれるというだけでこんなに大袈裟に喜びを表してくれたのはEくんだけな気がする。
翌朝Cちゃんには事情を話して朝待たなくてももう大丈夫、と伝えてEくんはいつもより早くに家を出て通学路の坂道のふもとにあるバス停で待ち合わせた。
お互いに今バス乗ったよーとかSMSを送り合いながら。
10月27日 木曜日
全生徒が各々4箇所あるバス停から登校してくる。
もちろん私とEくんが正門からのながーい階段を登ってる間も一緒に鉢合わせる生徒はたくさんいて。
Grade9、10以外の全員、ましてや教師にも私たち二人のことは知れ渡ることになる。Sugarちゃんも私と同じ学年のKちゃんに、「あの二人って付き合ってるの?」と聞いてたらしい。
以前も書いたけどGrade9の栗やIちゃん、もやし、マッチョ、MやYがいるホームルームはESL向けのEnglishの教室でもあった。
E君のEnglishのレベル分けは当時ESLで、1時間目にEnglishがあるからといって荷物を置きにホームルームにいるGrade9生のこととかお構いなしに教室の中に入っていった。
なんでだったか、今思うとEくんは私と一緒に登校してきたことを栗や他の男子に見せびらかしたかったんだと思うんだけど、私も一緒に教室に入った。
状況をいち早く察したYとMはニヤニヤニヤニヤしていて、Eくんに Oohh~ E and Sarry~とヤジを入れてきた。
栗は私に What are you doing here?!ってだいぶ真剣トーンでいってきたような気がする。Umm I want to see the homework for Chem?とかなんか誤魔化して。
その日の夜もMSNでEくんと話した。いろいろ、話した。
今朝の一緒に登校は特に嬉しかったらしくて「これからも一緒に行こうね」って言われた。
ちなみにこの日突然モヤシから
「なんで同時に(二人でホームルームに)はいってくるわけ?もう少し隠そうとは思わないの?」
っとお叱りのチャットがあった 笑
そしてEくんに奴は、「やっぱ(二人)なんか関係ありますよね?」とこの日聞いたらしい。
モヤシくんの意図は今になっても全く読み取れない。
ちなみに、どうやらこの頃から常にSMSでのやり取りもしてたようで当時のガラケーの小さい容量だとたった50通で受信箱がぱんぱんになり、簡単にEくんからのメッセージで溢れてしまってた。
明日は金曜日。
当時は新しい人生になる日と知ってて迎えた日。
だけどそれが17年経っても重要な日になるとは考えもしなかった日。