Grade 9: and I ■ you
どこにいくにも手を繋ぎ、別れる時はハグをする。
家族とも打ち解けお付き合いにも慣れてきた時。
Eくんは私にキスをする。
お互いに初めてのキスだった。
場所は私の住んでたコンドミニアムの、人気がない駐車場。人に見られないようにしゃがんで駐車してる車の影に隠れてたたことは覚えてる。
手を繋ぐ時、ハグをする時、もう想像はつくかもしれないけどこのときも 「していい?」って彼は聞いた。
このまずこっちに委ねるところがとてもEくんなんだ。
こそこそしてたけど、Eくんがいつも家まで送り届けてくれるからよく挨拶してた掃除のおじさんは気づいてたみたいだけど。
11月14日 月曜日の夜だった。
めちゃくちゃに恥ずかしがって顔を隠す私を見て彼は「可愛いな😊」って言った。
一瞬だったのでこれも他に何も覚えてない。
ぎゅっとした口はかたくて、コツンとした気がする
多分そのまま手を繋いで入口に戻って、Eくんは今日はこれで帰るねって言って帰ったと思う。
これよりもっと前の日、Eくんは突然こういった
そして前日の13日の彼のMSNの名前は突然「人を泣かすな悲しますな不安にさすな〜!」になった。
私を悲しませるようなことはしちゃいけないぞっという自分自身への喝だったらしい。
「これから付き合っていく中で そんな風に思わしたらだめだから〜。。。」
彼の頭の中でだって「別れが来る」なんて思いもしなかったんだろう。
そして本当に彼は私を傷つけるようなことがあってはだめだと思っていた。
この日は「愛ってなんなんだろうねw」っていう話をした。なかなかに哲学的である。
11月15日 火曜日
バスケの試合・練習が想定より早く終わったので念願のEくんのホームステイ先にお邪魔できることになった。
交際に関して厳しい規定があったホームステイだったけどEくんの日頃の行いが良いためすんなりOKがでたらしい。
ホストマザーにHelloをいった記憶がある。
また、奥の部屋には二学年上のYHくんがいて「Sarryちゃん、こんにちはっ🌟」と言われたのが面白かった。
この日からお互いに彼の家、私の家と行き来してたことが多いように感じる。
ミニ冷蔵庫には「ビールよく冷えてます」という旗がかざってあって、「大人になったらキンキンに冷えたビール飲むのが夢やねんw」ってニコニコしてた。
それにコルクボードがあって、彼の将来の夢や目標が書かれてた。
そして、憧れのバスケ選手、五十嵐選手のことを教えてもらった。
バスケ選手としては身長が低くて、でもゲームで活躍するすごい選手なのだと。そういう選手にEくんもなりたがってた。
「それ」が来るまであと1ヶ月と25日
あと数日もしたら修学旅行に代わるActivity Weekがやってくる。