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Grade9: Leadership Camp - 1、2、3!!


先生たちの目が届かないところでお互いの携帯を交換してSMSを片っ端から読んだ私たち二人。
何の目的があったのか、何を発端にそんなことしようという話になったのか。


とりあえず仲が良いのは明らかで、誰も私とHageが一緒にコソコソやってることに対して咎める人はいなかったはず。多分ね。

Leadership Camp2日目だか、何だったか。

私たちはまたリュックを背負ってトレッキングにいった。
ジャングルの中を歩き、ガジュマルの木の根っこにつまずいたりしながら辿り着いたのは綺麗な池だった。ほとりっていうのかな?
水が綺麗で、底が透けて見えてた気がする。
奥の方では大きな岩がたくさんあった。滝も先にあったのかもしれないな

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私たちはここで池に入って、自由に遊ぶことになった。

大きな木が、池を跨ぐように斜めに生えていて例の体育の先生や、旅行会社の人たちができる人はこの木に登ってそこから池にジャンプしてみなよと何人かの生徒に声をかけてた。

目立つグループのMや栗、A、Yとかが率先して木登りを始めたんだと思う。
これは完全に私の想像だけど、高所恐怖症の栗はNO! It’s so high man! Shit!!って騒いでるはず。だけどYとかに笑われるのが気に食わないから、結果的には飛ぶんだ彼はきっと。

私はというと、HageとTちゃんに声をかけられて一緒に木によじ登ることにした。
誰が誰に声をかけたのかわからないけど、多分私のことだから「君が行くなら行くよ」って言ったんだと思う。

木をよじ登る私たち三人。
頂点の、池を見下ろす形で太い枝にたどり着いたところで、三人とも硬直した。
下にはAや栗、IちゃんなどみんながCome on!! Japanese can fly!!とヤジを飛ばしてたんだろうな多分。

もう完全に想像だけど間違ってはないと思う。
木の上での私たちの会話はおそらくこんな感じ。

H「待って待って!!!俺めっちゃ怖い!!!これむりや!!」
S「いやいやそっちが行こっていうから来たんじゃん!」
T「え、行こうよ、私多分いけるよ」

S「そしたらみんなで一緒に行こうよ、そしたら怖くないんじゃん?」
T「いいね!」
H「俺絶対真ん中やで!!!」
T「私はじで全然大丈夫ー」

S「3、2、1で飛んだら??」
T&H「オッケー!!」
H「ほんなら、いくで??」

私とTちゃんはHageを挟む形で木の上に立った。
しっかり、手を繋いで。

状況が状況だから、恥ずかしいとか後ろめたいとかそんなのはもちろん全くなくて、ただただ友達として、ただただこれから起こる「任務」のためしっかり手を握った。

「「「3んっー!!2ぃー!!!いっ!」」」


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一番左に立ってたTちゃんが、1を言い終わらないタイミングで飛んだ。

三人ともしっかり手を繋いでたから、Hageがその勢いで落ちて、私もHageに引っ張られる形で落ちた。

正直、引っ張られた腕が痛かったのと、落ちる準備ができてなかったから思いっきり吸い込んでしまって鼻が痛かったことしか覚えてない。

水面に上がってきた私たちは、大爆笑だった。

「いやいやいや、お前タイミングちゃうやん!!!」
「え?だって1って言ったじゃん」
「痛ったーーーーーーーーーー!!!!!!」

周りからは拍手が起こったような気がしないでもない。
私たちが飛んだ後から、続々と手を繋いで飛ぶ人とたちが増えて、HageはIちゃんとか栗とかとも飛びに行ったんじゃないかな。

私は岩場に行って、みんなをそこから眺めてたような気がしないでもない。
だって寒かったし。

あの出来事は恋愛とかそんなのじゃなくて、ただただ楽しかったな。
後日Eくんにこのことを話してるログが残ってて、それで思い出した記憶。
写真がないのが残念。

そして思い返せば思い返すほどこのころは栗との思い出ってMSNで毎日話しかけられてたくらいしか記憶がないんだな意外と。
Hageとなんやかんや過ごすことのが長かったんだな


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