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トローネ
前回のはちみつを使うお菓子、トローネについてです。
トローネはナッツ入りのヌガー菓子で、砂糖を使うところも多いのですが、
サルデーニャのトローネははちみつ100%から出来ています。
伝統的な作り方はレンガで作られた窯に銅製の大鍋を吊るし、はちみつを入れて
ゆっくりトロ火で溶かし、泡立てた卵白と共にかき混ぜながら約4時間。
最後に炒ったアーモンドやクルミ、ヘーゼルナッツなどを入れます。(ナッツは
ミックスしたものではなく、別々) それを専用の木の型に流し入れ、油紙でふたをして冷ましてからカットします。
お祭りなどの屋台では大きな塊を欲しい量を言って、専用の中国包丁のような
ナイフでちっちゃくカットしてもらいます。一般的には長めの長方形の箱入りや(カットして食べます)、キャラメルのように小さな塊を紙に包んだものを売っています。
最近ではレモンやミルトなどいろんな風味のものやチョコレートでコーティング
したものなど、いろいろバラエティに富んだトローネがあります。
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でもやっぱり一番美味しいと思うのはトラディショナルなアーモンド入りのもの。
それも出来立てのまだ温かい柔らかいものを薄ーーーい紙のような食べられる
生地に挟んで食べるのは最高!ただ、お祭りなどに行かないとなかなか食べられ
ません。。。と言うわけで何回かつくってみようと挑戦したのですが、無理、
固まりませんでしたね、、、少ーしだけ砂糖を入れるとうまくいくみたいですが、
それではサルデーニャのトローネじゃない、と断念しました。
もちろん固くなって売っているトローネは冷凍庫で保存するとガリガリッとして
これはこれで美味しいです。
また、使われるはちみつによっても味が変わってくるんですが、一般的にトローネつくりにはその季節季節によって採れたフレッシュなはちみつを混合して使われることが多いようです。