【じゃない話】更年期障害のこと
40歳頃から始まった、私の更年期障害。
動悸、めまい、耳鳴り、のどのつかえ、アリが這うような違和感だったり、瞼の痙攣や手足のしびれなどなど・・・
おまけに四十肩、顎関節症、難聴、腰痛、老眼ときた日には、もう良いとこ無しの数年でした。
ネットでたどり着いた【更年期マーチ(行進曲)】という言葉はまさにそれで、後から後から様々な不調が行進しながら私を追いかけて来る感じ。
そして体の不調は精神面にも影響を与えて鬱々となり、ますます不調になるという悪いサイクル。
ところがその暗闇のような日々から解き放たれる日は、ある日突然やってきました。
数日前から、舌がしびれることに不安を感じていた私は、またネットで【舌 しびれる】と検索したところ、その時にたまたま一番最初に出てきたページに【更年期】と書いてあったのです。
そしてそれを見た途端、「え~!更年期障害って何でもありなんだ!」と、今更ながら驚き「更年期障害なら仕方ないか。一生続くわけじゃないし。」と、自分でも不思議なくらいに諦めがついたのです。
今思えば、40代は女性として心身ともに一番充実していて、まだ老化など受け入れられない年代。
そんな時にあれこれ不調が続き、「このまま年齢を重ねて、もう何もできなくなるのでは」という不安な気持ちが、不調を増長させていました。
そしてちょうどその頃、【コップの水理論】の記事を何かで読みました。
コップ半分の水を「まだ半分もある。」と考えるか「もう半分しかない。」と考えるか。
この理論には色んな見解があるようですが、私にとってはまさに目からウロコで、この考え方に救われました。
更年期障害を克服できた一番の理由は「まだまだ自分は大丈夫。」という、そんな考え方にたどり着けたことだと思います。
耳鳴りなど不調の原因だったあれこれは、よくなったものもあれば、今も完全には治らないものも。
ある朝起きたら、指1本分しか口が開かなくなって「お寿司をそのまま食べられないなんて・・」と落胆した【顎関節症】は、少しづつ開くようになり、今では何の支障もなくお寿司も食べることができています。
めまいは今でもたま~に起きますが【良性発作性頭位めまい症】とのことで、特に薬も飲まずにやり過ごします。
難聴や老眼は、もう付き合っていくしかありません。
それでも、更年期障害で悩んでいた頃の自分には「〇年後は、元気にばあちゃんのお世話をしてるよ~(骨折もしてるけど)」と、教えてあげたいです。