さらさ

同居するアルツハイマー型認知症の母(90歳)との記録 日々悩みながら戸惑いながら・・・…

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同居するアルツハイマー型認知症の母(90歳)との記録 日々悩みながら戸惑いながら・・・の備忘録です。 たまに介護以外の【じゃない話】も。

最近の記事

認知症の母のメガネ

母は認知症になってから、たまにメガネのことで荒れる日があります。 ここ1年くらいは少しくらい荒れてもこちらが優しく接していると、そんなことを思ったことすら忘れるので、数時間もすると落ち着いていました。 ところが先日、このメガネのことで母が大荒れしたのです。 始まりはいつものように「これは自分のメガネじゃない!全然見えない!」から。 その日私は用事があって、出かける時間が迫っているのにメガネのことをグズグズ言う母にイライラしていました。 それでつい「90歳にもなれば目だっ

    • 通帳の隠し場所・・・最終形?

      近頃、とんとモノに興味が亡くなった認知症の母。 財布や、その中に入っているお金にすら目もくれません。 それでも若い頃にお金で苦労した母は、銀行の通帳にだけは異様に執着します。 この通帳は、もはや何年も記帳していない使えない通帳。 それでも本人は大切なものという認識で、書類などを入れている引き出しにしまっているのですが、時々そこから行方不明になります。 認知症になりたて(?)の頃は、書棚の画集の中に隠したり、箪笥の下着の下に隠したりとあれこれ頭を使っていましたが、ここ1年ほ

      • 母の部屋からどんどんモノが無くなっていく理由

        認知症と診断されたばかりの頃は、とにかく荒れまくっていた母。 今思えば、どんどん忘れていく事への不安からだったのでしょう。 最近ではそれすらも忘れてしまうため、以前のように荒れる事も少なくなり、荒れたとしても何日も続くことは無くなりました。 とはいえ、やはり何かのきっかけで急に覚醒したようになります。 そんな時、母は必ず「こんなモノ、昨日まで無かった!」というような事を言うのです。 ひどい時には「さっきまでなかった!」と言うことも。 それは、さっきどころか何年も何十年も

        • 今日は母の初めてのショートステイ。 出かけるまであと20分。 混乱するかなぁ。 子供たちのお泊り保育以来のドキドキ😅

        認知症の母のメガネ

        • 通帳の隠し場所・・・最終形?

        • 母の部屋からどんどんモノが無くなっていく理由

        • 今日は母の初めてのショートステイ。 出かけるまであと20分。 混乱するかなぁ。 子供たちのお泊り保育以来のドキドキ😅

          陽気のせいか、久しぶりに大荒れしている母。夜中に自分がやったあれこれを「誰かが!」とか、自分の服を「自分のじゃない!」とか。今朝は顔を合わせたくないので、母がトイレに行ったタイミングで朝のお盆を持って行った。やだなぁ。これ続くのかなぁ。。。

          陽気のせいか、久しぶりに大荒れしている母。夜中に自分がやったあれこれを「誰かが!」とか、自分の服を「自分のじゃない!」とか。今朝は顔を合わせたくないので、母がトイレに行ったタイミングで朝のお盆を持って行った。やだなぁ。これ続くのかなぁ。。。

          「オレも行くのか?」

          当方、東北の片田舎。 90歳前後のお年寄りは、おばあさんでも自分のことを【オレ】と言ったりします。 先日、平日の仕事休みの日にあれこれ母の用事を済ませました。 母はたった今のことを忘れるし、覚えてたら覚えてたで不安になるので、出かける直前に「今日、〇〇に行くよ。」と伝えます。 その日は「今日はばあちゃんの髪を切りに行くよ。」と、まずは美容院へ。 道々、「しばらく外に出てなかったから‥」と咲き始めた桜に感激している母。 いやいや、昨日デイに行ったばかりですから。 そして美

          「オレも行くのか?」

          少しずつ進んでいる母の症状について

          母が認知症と診断されてから、4年になります。 その数年前から軽度認知障害と診断されていて、生活に支障は出ていましたが。 最近の母はというと、被害妄想から荒れまくっていた頃に比べてとても穏やかな日々を送っています。 不穏になる頻度もだいぶ減りました。 それでも間違いなく認知症の症状は進んでいて、あれこれ手がかかるようになってきたのも事実です。 母の晩ごはんは、私がお盆に載せて部屋まで持って行き、テレビを見ながら一人で食べます。 以前は台所で一緒に食べていましたが、すると

          少しずつ進んでいる母の症状について

          本当は産まない予定の子供だったらしい

          それは、私のことです。 母は、体質的につわりがとてもひどかったらしい。 姉と兄を妊娠した時は、母曰く「産み月までつわりがひどく、水を飲んでも戻していた。」そうです。 それでも周りが望むままに初子である姉、そして跡取りになるべく長男の兄を産みました。 そんな母は、3人目を身ごもった時にあの辛いつわりにはもうどうしても耐えられない、と産まない選択をしようとしたそうです。 でもその時、母の大姑(私の曾祖母)から「せっかく授かった生命なのだから‥」と説得され、産むことにしたら

          本当は産まない予定の子供だったらしい

          避難したことを忘れていた母

          元日の地震、当方は震度4だったので揺れの影響はほぼありませんでしたが、海が近いため津波警報が出され、家族で避難したそうです。 「・・そうです。」というのは、私は元日早々仕事で家に居なかったから。 以前、津波警報が出された時には結局避難せず、幸い津波も来ませんでした。 ただその時は「どうする?避難する?」とまごまごしている間に、我が家の前の道路が渋滞となり、結局【しなかった】というよりは【できなかった】という記憶が。 車が出せないとなると、母を連れて歩いての避難はなかなか大

          避難したことを忘れていた母

          通帳を布団の下から又引き出しに戻していた母。そしてなぜか隣に卵がひとつ。台所から持ち出したと見られるが母の部屋にはちょっとした冷蔵庫があるのになぜここに?その昔養鶏場で働いた事がある母は卵に一方ならぬ思いが有るのかも。もちろん捨てましたよ。いつからあったのかわかりませんから。

          通帳を布団の下から又引き出しに戻していた母。そしてなぜか隣に卵がひとつ。台所から持ち出したと見られるが母の部屋にはちょっとした冷蔵庫があるのになぜここに?その昔養鶏場で働いた事がある母は卵に一方ならぬ思いが有るのかも。もちろん捨てましたよ。いつからあったのかわかりませんから。

          認知症の母の下着について

          お目汚しで申し訳ありませんが、写真は認知症の母90歳の下着です。 (安心してください!新品ですよ) 母は若くして夫を病気で亡くし、3人の子供を連れて嫁ぎ先の家を出ました。 食べていくために3つの仕事を掛け持ちし、そのうち下着と化粧品の販売は抱き合わせのようにしていましたが、知り合いのおばちゃんたちから支持されて、それなりに売り上げていたようです。 80歳も過ぎると、知り合いのおばあさんたちもどんどん減っていき、存命だとしても、もう下着や化粧品に高いお金をかける人はいなく

          認知症の母の下着について

          ケアマネのこと

          母の担当のケアマネは、悪い人ではない。 バリバリと仕事をこなすタイプで、困ったときに相談するとすぐに行動してくれる頼れるケアマネです。 ただ・・・何だろう、この人と話した後はなんとなくモヤモヤするのです。 例えば、母が通っているデイサービスの施設長だったKさん。 言葉の少ないKさんをなんとなく見下すように「コミュニケーションがとりにくい」と言っていましたが、母はそんなKさんが大好きでした。 そして先日のこと。 デイサービスの若い職員の方の話になった時に「利用者さんに合わ

          ケアマネのこと

          介護度が上がっていました

          先日の介護認定調査の結果が送られて来ました。 母はだいぶ足腰が弱くなってきたとはいえ、自分で食事もできるし、トイレも介助なしでできます。 一時期の荒れていた頃に比べれば、割と落ち着いているので、てっきり前回同様【要介護1】だと思っていました。 ところが実際は【要介護2】に。 要介護1と2の違いっていったい?・・・と、少し調べてみました。 わかりやすかったのはこれ ↓  身体的な介助だけではないんですね。 母は、通帳に執着はあっても、もう自分で何かにお金を使うという考え

          介護度が上がっていました

          介護認定調査の日

          今回の介護認定の調査員は、初めて男性(しかも若い!)でした。 いつものように、先に私が一人で話をしました。 現在の母の様子や、困っていることがないかなど。 現在の母について・・・ 調「大声を出したりすることはありますか?」 私「無いです。」 調「幻覚が見えたりすることはありませんか?」 私「無いです。」 調「物取られなどの被害妄想はありませんか?」 私「以前はありましたが、今はありません。」 困っている・・というほどではないけれど、数分前のことを忘れるので、下着を取り替

          介護認定調査の日

          モンスター婆さん来たる

          認知症の母には、年子の姉がいます。 車で20分ほどの場所に住むこの伯母は、92歳になった今でも自分で車を運転しますが、我が家に来る途中で事故でも起こされたら大変なので、最近はなるべく私が母を伯母の家に連れて行くようにしていました。 それでも連れて行けば行ったで、母は必ず不穏になって荒れるのです。 なので仕事が忙しいという理由にかこつけて、このところずっとご無沙汰していたのですが、先日私が仕事に出ている間に伯母は車でやってきました。 その日の夕方、私が会社から帰ると、母は

          モンスター婆さん来たる

          グループホームの入所「今回は他の方に・・」

          以前、私はこんなつぶやきをしました ↓ この時の会話とは・・・ ケアマネ「その後のご様子はどうですか?」 私   「だいぶ落ち着いてきました。」 ケアマネ「もしグループホームの順番が回ってきたとしたら?」 私   「今はだいぶ落ち着いているのでまだ迷う気持ちはありますが、もしそういうご縁があれば・・」という程度。 グループホームの入所について直接案内があった訳ではなく、最近の母の様子や、他愛のない世間話の延長でのこの程度の内容でした。 それでも何となく、いつもの会話とは違

          グループホームの入所「今回は他の方に・・」