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【適応障害休職日記】わかってくれている安心
休職161日目
今日はめずらしく早く目が覚めた。
二度寝してもよかったけど、早く家を出て行きつけのパン屋さんに寄った。
朝ごはんに食べたウインナーパン。
ジェノベーゼソースが入っていてとてもおいしい。
優しいパン屋さんに朝から癒された。
わかってくれた
本当はTさんに話したかった。
けど、Tさんは午前中は講義のプログラム担当で話せない。
もうこの際Mさんでもいいやと思った。
雑談は少しできるようになったけど、
まだ私自身のことや仕事のことは話したことがない。
個人活動を覗きにきたMさんに突然言った。
「昨日、嫌だった」
Mさんは少しびっくりしていた。
私から仕事の話をされるとは思っていなかったのだろう。
びっくりしながらも「そうか、嫌なことがあったんですね」と言った。
「どうしますか?自分で解消できそうですか?それとも少し話しますか?」
少し話す。
「わかりました、話しましょう」
それから、昨日の産業医面談で嫌だったことを話した。
もやもやしながらも帰ってから今日までどうやり過ごしたか、
「良いじゃないですか」「頑張りましたね」と何度も言ってくれた。
「いろどりさんがリワークのことを大切に思ってくれてること、すごく伝わりました。でも、Tさんやセンター長はそのせいでもやもやしている方が、悲しいと思いますよ」
どうしようか迷ったが、困らせても嫌だから小さくうなずいた。
お昼にTさんに「昨日、ちゃんと行ってきた」と言った。
Tさんはニコニコして「うん、頑張りました。お疲れ様」と言ってくれた。
Mさんに話したことをほんの少しずつ掻い摘んで話した。
「いろどりさん、今までの経過を何にも知らないくせに!って思ったんでしょ」
「わかったこと言うなって腹が立ったんでしょ」
「いろどりさんがリワークのことを信頼してくれて、嫌でも頑張ろうとしているのに、無下にされた気持ちになったんでしょ」
私が言いたかったこと、全部わかってくれていた。
「嫌だった」
たったこれだけの言葉から、私の気持ちを代弁してくれるTさん。
Mさんも寄り添ってくれたけど、4年間積み上げてきた関係には敵わない。
「私たちだってなんとなくでいろどりさんに嫌なことを提案しているんじゃない。
今までの経過から、今のいろどりさんに必要だと根拠を持って勧めている。それをいろどりさんもわかってくれてるから、リワークのことを思ってくれてるから、腹が立つんだよね。けど、そこまでいろどりさんが背負わなくてもいいんだよ。私たちにも説明する責任があるんだから、あとはよろしく!って投げちゃってよ」
自分で何とかしなきゃと思っていたけど、
Tさんは「賄賂(チョコ)の分、仕事させて」とケラケラ笑ってくれた。
いつも2、3歩後ろから見守ってくれていた。
けど、今はお願いと頼ってもいい。
今週のどこかで、課長がセンター長に電話をしてくることになっている。
センター長、よろしく。
できることを、一歩ずつ。
大丈夫、大丈夫だね。