【適応障害入院日記】笑顔のお別れと、これからの自分
50日目
眠剤と頓服で生き延びる夜。
現代の医療に感謝である。
ありがとう。もう、会わないように。
記念すべき入院50日目が、パワハラ相談の報告面談となることは想像していなかった。
朝から気分が重い。部屋にいるとずっと泣いてしまいそうだから、
午前いっぱいデイルームで過ごした。
金曜日は退院する人が多い。
私が入院してきたときにいた人たちは、今月に入って少しずつ退院していった。
36日目に一緒に星を折ったあの子も、今日退院していった。
いつもよりテンション高めで、ニコニコ笑っている。
10代のプログラムでもらったチョコレートと、作業療法でもらったチョコパイを手に、
「カバンに入らないです〜!」とうれしそう。
ラッキースターが800個を超えたことを伝えると、
「すごすぎますwwwプロですねwww」と笑いが止まらない。
迎えが待ちきれないようで、「見てきます!」と走っていく姿は、
どこにでもいる、元気な中学生。
迎えが来て「お話してくれてありがとうございました!では!」と言ってくれた。
「こちらこそありがとう。じゃあね」と言って手を振った。
どうか、あの子がこれから、あの子らしく生きられますように。
もう、会うことがないことを祈って。
パワハラ相談終結
上司が来た。
パワハラ相談が一通り終了した報告に。
結果から言うと、口頭注意 で終わった。
ただ、大声を出す、強い口調での叱責など、これまでの行動は
パワハラにあたるとして認定された。
懲戒処分の対象にはならなかったということ。
もともと私としても処分を望んでいたわけではないから、
パワハラと認められただけでよかった。
上司によると、口調や言葉遣いには気をつけている様子はあるらしいが、
人間、変わるのは簡単じゃない。
「相手が変わることに期待しない」と学んできたし、
私が恐怖を感じたことに変わりはないから。
話はパワハラから、職場復帰についてになった。
環境が変わらないこと、現時点の私の調子があまりよくないことを考えると、
上司としてはこのまま復職することに不安があると言われた。
私自身も揺れている。
このまま戻っても同じことになるのではないか。
月曜に産業医の面談があるが、復職不可と言われる可能性は十分ある。
そうなると自動的に休職になる。
休職にいい思い出がある人はなかなかいないだろうが、
休職期間満期で退職となった私としては、
「休職」したら戻れなくなるという思いがある。
また好きな仕事を失う怖さがある。
上司には月曜まで考えますと答えたが、きっと考えはまとまらないだろう。
どうにか、土日を生き延びて、
月曜の朝にセンター長かリワークに電話しよう。
大丈夫、待っていてくれるから。
今、私ができるのは「休む」こと。
できることを、一歩ずつ。
大丈夫だね。
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◯今日のご飯
朝食
・ご飯
・みそ汁
・ミートボールのコンソメ煮
・ちくわの田楽
・牛乳
昼食
・エビカツバーガー(エビどこだよ)
・コンソメスープ
・ブロッコリーのソテー
・ヤクルトもどき
夕食
・ご飯
・すまし汁
・鶏肉のごまみそ焼き
・白菜の海苔あえ