【適応障害休職日記】見ていてくれてありがとう
休職64日目
寝過ぎだ。
寝れん。
故に朝がつらい。
久しぶりのセンター長
お昼にめずらしくスタッフルームにセンター長がいた。
こんなチャンスなかなかない。スタッフルームのガラス窓をノックすると、
顔なじみのクラークさんが「センター長でしょ〜笑」とすぐに呼んでくれた。
先日、スタッフTさんから言われてずっと気になっていたことを聞いた。
「センター長はずっと私を見てきて、発達の特性やデコボコはあると思うか」
センター長は、うーんと唸りながらも答えてくれた。
「あるかないかで言うと、あると思う」
「でも、僕は医者じゃないから無責任なことは言えない。それをはっきりさせるには、検査が必要で、診断するのは医者だから」
「特性やデコボコは必ず誰にでもある。けど、それによって困るかどうかだから。家庭で、仕事で、社会で生活するなかで困っていることがあるなら、それをはっきりさせることで自分が生きやすくなる助けにはなると思う」
「僕たちの仕事は事実を客観視できることを求められるでしょ。いろどりさんはどんな検査をするかはわかっているし、予測も立てられると思う。そのなかで自分を客観視して答えられるかどうかは、心理師として必要だと思う」
センター長は支援者としてだけでなく、同じ心理職として考えを伝えてくれた。
それからセンター長は私の今の状況についても話してくれた。
普段はデイケア棟にいて、リワークから離れたけれど、ちゃんと見てくれていた。
「実際、今のリワークを続けること、どう思ってる?」
「このままずるずると休職を延ばされることが心配なんだ」
「ポツポツと体調を崩すこと、想像以上に往復で体力取られてるんだと思う」
「冬になって、もっと通うのが大変になる。これからどういう道筋で行くのか、もう一度考えてみて」
「戻れる気がしなくても戻るんだよ。相手のことは嫌だと思うし怖いと思う。けど、戻る場所には相手がいる。これは変えられないし、いろどりさんが乗り越えなければならないことだから」
言葉だけ聞くとキツく感じるかもしれない。
けど、センター長は数年間の私を見てきて、「できる」と思ってるから言ってくれる。
だから私にはすべてあたたかい。
話せてよかった。
できることを、一歩ずつ。
大丈夫だね。