沈没船は歴史の「タイムカプセル」
水中考古学
皆さんは水中考古学をご存知でしょうか?
水中考古学とは、水中遺跡や沈没船から水に関わる人類の歴史を
紐解く学問です。
講師は、水中考古学者 山舩晃太郎(やまふねこうたろう)先生。
先生は、船の考古学を専門とし、これまで世界70カ所以上の
水中遺跡を発掘調査してこられました。
過去の発掘プロジェクトや、そこから見えてきた歴史について
貴重な映像とともに「水の中の考古学の世界」を紹介して頂きました。
NHK文化センター名古屋教室主催
スズケン市民講座 オンライン教養シリーズ
「海底に眠る歴史ロマン 水中考古学」
【第1回】10月10日
「水中考古学入門 知られざる水の中の考古学の世界」
山舩先生を一言で表現するなら “船が大好き!!!”な人。
その好きさの熱量が半端ない!
沈没船の話をしている時の先生は、しゃべる!しゃべる!
瞳がキラキラ✨で好きなことを仕事にしている喜びに
溢れていました。
「一時間半では足りない5時間は語れる」とおっしゃっていましたが、
たぶん時間制限がなければ倒れるまで話しているとお見受け致しました。
概要
1.水の中は陸上に比べて酸素が少ないため遺跡の保存状態が良い。
2.2千年前に沈んだ古代ローマ船が、まるで昨日沈んだ船であるかの
ような状態で発見される。
3.時代の最先端技術が駆使された船には、当時の科学技術、荷物や
貿易の状況など様々の事を知る手がかりが多い。
4. 積載量など沈没船の能力を再現するため、写真データなどから作成
した3D映像により遺跡を究明する方法を確立。
5. 世界には300万隻を超える沈没船があり、第二次世界大戦だけでも
7807隻の船が沈んでいる。
沈没船は浅瀬や港の近くで見つかることが多い。
6. 日本で知られていない!認知度を上げたい。
世界の歴史を変える
砂浜を散歩している時やダイビング中に周りと違う何かを見つけた場合、
博物館に連絡するといいそうです。
もしかしたら、あなたが世界の歴史を変える発見者になるかもしれません!