言葉をあやふやにしないこと。
高校時代の話だ。
私は吹奏楽部に入っていた。正直、大人になった今でも思い出したくないくらいに嫌な思い出でいっぱいだった部活。先輩がいなくなってから、本当にしんどかった。
まぁ、それは置いといて。
昨日ふと思い出した言葉があったのだ。
『なぁなぁ』
これ、どうなんだろう。皆使いますか?意味は分かりますか?
高校時代、部活内でよく使われていた言葉。
”なぁなぁになってる” ”なぁなぁにしないで” 等々。
否定的な言葉で使われていたのだけど、正直この言葉の説明をするのも難しい。難しいというか、意味自体があやふやなのだ。
それを昨日ふと思った。
あの時使っていた『なぁなぁ』って結局何だったんだろうな。分かっているように皆使っていたけど、結局のところしっかりした意味を持たせられず、問題点をあやふやにしていただけだったのでは?
この計画のここが駄目だ、ここが出来ていない。私は打楽器だったので管楽器や弦楽器のことは分からないけど、ここの吹き方がこれでは駄目だとか、ここの強弱に気をつけてとか、掘り下げれば色々あったのではなかろうか。
あの頃の私たちは、問題点を掘り下げる力が無かったのだろうか。ううむ。
言葉って難しい。
一つの言葉にとらわれて、皆がその言葉の意味を分かった”様”に思い始めると、思考さえも鈍らせるのだなと思う。その言葉の本質が何を捉えているのか分からないまま、私たちはあの2年かそこらの時間を『なぁなぁ』という言葉で済ませていたのだなと思うと、少し悲しくて腹立たしくもある。
noteを書くようになって、言葉を前よりも少し大切に扱うようになった気がする。この言葉はきちんと伝わるのか、この表現はきちんと私の意図が伝わるのか、短い文章でも色々考える。
自分が引っかかった所をあやふやにしてしまわず、どうすればより良い方向に改善できるかを考える。
noteを書くのって結構頭使いますよね。私、皆様を本当に尊敬しています。
魅力のある文章はまだまだ書けないし、思いついたことをつらつら書いて脈絡も何もないことだってあるのだけど、本質を突き詰めていく思考だけは鈍らせないようにしたいものです。
今日はこの辺で。
(そういえば、釜山に雪が降りましたよ。降らないって聞いてたのに!と雪国出身の友人がキレてました。笑)