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お茶でもどうぞ|2025.2.7日記

射し込む日の光が春めいてきたなぁと感じた朝。

夫がサンスベリアに水をあげていたようで、流しにあるサンスベリアを棚に戻す。
空間に佇むサンスベリアは海中を泳ぐ若芽のようだなと度々思う。

糠床を混ぜる。今は大根、胡瓜、蕪、人参が漬かっている。酸味が効いたころの人参が好みで、随分糠とブレンドされ馴染んだ香りになっている。

今朝のお茶は古樹熟小沱茶。紅烏龍茶がふと過ったので、紅烏龍茶を手にしてみたがなんか違った。ストーブを点けて湯を沸かす。
湯を沸かす前に蓋を開けて「今日も一日ありがとう。よろしくお願いします。」と声を掛ける。特に意味はないけれど、毎日そうしている。

茶器は、白磁、薄めの器、陶器の三種。
一煎目、夏の暑い日にむんと土の香りが立ち込めるようなお茶の香りが立つ。
ニ煎目、古樹熟小沱茶特有の黒豆の煮汁のようなとろみある甘みを感じる。
三煎目、質の濃度はそのままでとろみから洗練されものが抽出されたような、透き通った味わい。
四煎目、香りがやや薄れてきているが、そのものの味わいが感じられる。
五煎目、甘い香りと味わいが抜けたなと感じる。

白磁は喉を通りやすい温度、質。
薄めの茶器は深さがあるからか保温性があり、甘さをより感じる。
陶器は温度をほどよく保ち、甘さ渋み、苦味はそのまま感じられる。

書を書く前に、天真五想をめいっぱいする。
手をめいっぱい開く。
たったそれだけだが、わたしにたくさん降り注いでいて、存分に余すことなく受けとっていることを実感する。
右腕に違和感があるものの、やはり痛くはない。

書を書く。「わたしにもわかるように文字で教えてください」と伝えて書いたものがこちら。

意味はわかりません

やっぱりさっぱり、意味はわからない。
しかし、このやりとりは、嫌いではないし好きとも違う。ただ、何かの交信みたいで面白いなぁと思う。

昼食に昨日作っておいた根菜のシチュー、玄米、黒豆納豆、キムチを頂く。
根菜のシチューは、しめじ、白葱、セロリ、人参を角切りにしオリーブオイルで炒め香りが混ざって馴染んだらガーリックパウダーを入れて炒める。
大根、蓮根を順に炒めて最後に南瓜を炒めて全体が馴染んだら、水、手前味噌、白ワインを入れて煮込む。
南瓜に火が通り(あと少しで柔らかくなるかな)の頃に火を止め、米粉のシチュールウを1/3の量入れて、全体が馴染んだら出来上がり。
蓮根のシャクシャク感、南瓜のホッ栗感が今の自分にドンピシャだった。ほっくりと打とうとしたらホッ栗が出てきて、この語呂の方がしっくりきたのでそのままにした。

食後、蓬茶ととっておきのナッツを食べる。わたしだけの秘密のお茶菓子だ。こっそり内緒で頂く。

カカオパウダー、ドライフルーツ、ナッツの甘めのものとトリュフ塩味の塩っぱいものの、甘辛組み合わせ。

新鮮なナッツの艶々な油分とカカオパウダー、ドライフルーツの自然な甘さが溶け合って、まるで上質なチョコレートを頂いているようだ。これは…、悦である。

『わたしを いきる ここち』
リレーエッセイ投稿しました
こちらもおたのしみください▼▼▼

動植物の自然の在りように(美しく在りたいなぁ)と思うけれど、そういえば自分は人間だったんだなと、しみじみ感じたのだった。地球で、宇宙でただひとりのわたし。

今日もますます、ごきげんな一日を⚪️













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sakikawasumi
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