建築物を見て歩く❸東京駅と丸の内
リスを見かけると懐かしく、嬉しくなります。おたふく風邪に罹った幼稚園児の長男の顔を思い出し、クスッと笑いがこみあげます。
膨れ上がった頬がくるみを頬張るリスにそっくりでした。リスを見て、長男を思い出し写真におさめました。
クラッシックテイストが特徴の
内装です。
天井の装飾が美しい。
日本建築の格天井を思わせる漆喰のパネルは、同じデザインとその形状が規則性のある美しさを刻んでいます。
アールデコを想わせるペンダントライトにもリズム感があり、軽やかな空気感を孕んでいます。
海外の有名な建築家が手がけたデザインです。
日本人には真似のできない和の取り入れ方と馴染ませる技など、学ぶべきものがあります。
写真撮影のため見上げた天井ですが、面白く楽しい発見があり、飽きません。
すぐ近くにあるKITTEの天井も
写真に収めました。
新丸ビルと同じく、格子状にガラスが並べられています。
優しく光を取り込み、自然と共棲するデザインです。
建物の内に居ながら、木洩れ陽を受け止めている。
建築家隈研吾氏の作品です。
「整う」を纏ったエレガントなデザインに惹かれます。
東京駅丸の内口にあるこの天井は、立ち止まって見上げても許される場所だと思います。
改札口と案内板だけに向けていた視線をほんの少し変えだけで見える風景です。
東京駅丸の内駅舎は、クラッシックテイストの極みだと思います。丸の内界隈の魅力的な建物の内装は、この丸の内駅舎を起点とし、統一されています。
モダニズム建築を牽引した先人たちへのリスペクトを感じます。
レンガと縦長窓のコントラストがひときわ美しく、その存在を誇らしく思う建物です。
照明デザイナー石井幹子氏プロデュースのライトアップでより存在感を強調しています。
夜空だけでなく、高層ビル群の灯りを背負う姿を眺めるのも醍醐味です。
最後にインテリアの話を少しだけ書き加えます。
自宅をおしゃれに演出する簡単かつ効果的な方法があかり、照明計画です。
昼間は自然光で明るい空間を、夜間いかに魅力的に演出するかを考えます。
LEDランプの普及もあり、小ぶりでデザインの良いスタンドが数多く販売されています。
光を天井から落とすだけではなく、カウンターの上や足元など光の高さを変えると空間に奥行きを与えることができます。
試されてみてはいかがでしょうか。
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