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結局、自分がどういう人生をおくりたいか-物語をつくり続けるのに絶対必要なもの3つ:ふたつめ、時間(5)

こんにちは、さらばです。
「創作を続けるには時間が必要」という、当たり前過ぎることについてつらつらと書くシリーズ、結びの5回目です。

これまでのあらすじ

・さらばの考える「物語をつくり"続ける"のに絶対必要なもの」は3つである!
1. お金
2. 時間
3. ネタ
・時間について、まず創作ってめちゃくちゃ時間が必要だよ!
・でも大学生から社会人になると、自由に使える時間が激減する! ざっくり5分の2くらいになるんだオーマイゴッド!
・結婚したり子どもをつくったりすると、幸福度は上がるかもしれないが、さらに自分の時間はなくなる!
・お金にならない創作は趣味として削られやすい。でもそんなときこそ、自分にとって創作が嗜好品なのか必需品なのかが問われる!
・さらばの人生にとっては、必需品だ!
・だけどそう主張してもあまり理解を得られないと思うので、自分でなんとか時間をつくるしかない!
・時間をつくるには、やってることの効率化じゃ不十分。なにかをやめるべき!
・とりあえず人生でやりたいことを短期/中期/長期関係なく全部書き出して、"時間管理のマトリクス"に放り込むんだ!
・そして緊急ではないが重要なこと(創作)をやるために、緊急だが重要ではないことをやめろ!

(1)はこちら。

(2)はこちら。

(3)はこちら。

(4)はこちら。

自分にとって、本当に重要なことを選ぶ

前回ご紹介した"時間管理のマトリクス"で言うと(以下図表)、わたしにとって創作は「B:緊急ではないが重要」です。

プロで締め切りが迫っているひとにとってはAでしょうし、時間制限を設けてプロを目指しているひとも同じかもしれません。
わたしも、常に書き続けたいという意味ではAと言っても嘘にはなりませんが、何作書いても終わりにはなりませんので、Bと考えるほうが自分としてはしっくり来ます。

さて、そう考えたとき、前回書いたような無数の「やりたいこと」のうち、なにがCで、なにがDになりましたか?

Dは、そもそも即刻やめるべきです。もしやっていたら、いわば「無駄な時間を過ごしてる」ということになります。

ひとによっては、Cに結婚や子どもをつくることが入るかもしれませんね。
近所づきあいとか、友人づきあいが入ってもおかしくありません。
仕事とか、残業とかが入る場合もあるでしょう。
なにを入れるかは、個人の自由です。
あくまでこれは、自分の人生にとっての緊急度と重要度を決めるものですから。

そう簡単に割り切れず、どこになにを置いたらいいか悩むことも多いと思います。
時間の経過とともに、重要だったものが重要ではなくなることも、緊急度の低いものが高くなることもあるでしょう。
書き出して、並べて、俯瞰して、悩むこと自体にも意味があります。
それはつまり、

「自分が、どういう人生をおくりたいか考える」

ということです。
これを決めるためには、いわば価値観の深掘りが必要なのです。

ちなみにわたしは十八年の間、時期によってやらないことを変えたり増やしたりしてきました。
手始めに絵を描くこととかゲーム、それから買い物とか食休み、通勤中の読書、職場の付き合い、友人や家族と過ごす時間、睡眠等々……効果のあるものないもの、続くもの続かないものいろいろありましたが、いくらやっても「時間が足りない」という思いからは解放されません。

だからまあ、ある程度時間を有効に使えるようにはなりましたが、これは一生の課題だと思っています。

時間だけあっても、書けないことがある

さて、この"創作と時間"について書くシリーズも結びです。
最後に、もうひとつだけ書きたいと思います。それは、

「たとえ時間があっても、書けないことがある」

ということについて。

「物語をつくり"続ける"ために絶対必要なもの」の3つに数えた、"お金"と"ネタ"の話とは違います。
さて、なんでしょう?

答えは"集中力"です。

書くことも決まっているし、時間もあるのに筆が進まない、という経験はありませんか?
気乗りしない、という表現でもいいと思いますが、せっかく他のことをやめて時間をつくっても、集中できなければ何時間あっても無駄にしてしまうリスクがあります。

これは仕事でも、スポーツでも、恋愛でも同じだと思います。
好きなひとに好きと言うとき、そういう気持ちが高まっていなければ、無理矢理口にしても虚しく響くだけです。相手に、気持ちに集中しているからこそ愛情が表現できます。
創作をするときというのは、そういう状態になっていることが非常に重要です。

だから実は、

「いかにつくった時間を実のあるものにするか?
 どうやって集中力をコントロールするか?」

ということも、"時間"という要素の深掘りテーマになります。
例えば、

  • 創作時間をどの時間帯につくるか?

  • 毎日こまめにつくるか、休日まとめてつくるか?

  • 創作時間の手前をどう過ごすか?

  • 創作のために、どういう環境を用意するか?

といったことが想定されますが、これらはまたおいおい。
正直集中力のコントロールは、あんまり得意ではありません。どこかに物理的なスイッチでも付いてればいいのに、といつも思いますね。


さてそんなわけで、ここまでで"お金"と"時間"について語ってきましたので、また少し時間を空けてから、「物語をつくり続けるのに絶対必要なもの」の3つめ、

"ネタ"

についてお話ししたいと思います。


では、お読みいただきありがとうございます。
さらばでした!

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