「わたしは仕事ができない」と自覚したい:仕事人としての段階(6/6)【さらば、noteを書く理由(13)】
1~5はこちら。
ビジネスパーソン一年生
前回の結びに、
と書いたんですけど。
や、自分で「なんて当たり前過ぎることを書いてるんだろう」と少し呆れるのですが、そんな当たり前過ぎることが以前は解っていませんでした。
そして、心構えが変わったことと、実力がつくことは全く別の話です。
わたしは今も「ろくに成果も出せない仕事人」で、師匠に、
「成果出た?」
と訊かれるたびに心臓が「ひぃっ」となります。
でもそんなわたしを見て師匠は、
「ま、ようやく少しビジネスパーソンになってきたな」
と少し意地悪そうに笑います。
意地悪そうに笑われてる間に成果を出したい……と、引きつった笑みを返す今日このごろです。
そんな「ビジネスパーソン一年生」が、わたしの現在地です。
だから前にも増して明確に「実力と経験」が欲しいと思っています。にわかに読書づいているのも半分はそれが理由です。
ちなみに、こういう考えになってから、仕事は前より楽しくなりました。
元々「やりたいことしかできない」人間なので、わりと楽しんではいたのですが、もっと本質的な意味で面白くなっています。
身近な周囲から支持される度合いも、大きくなったように感じます。
「めっちゃまともですね」
みたいに言われることが多くなりました。まともなことを言って珍しがられるというのは、裏を返せば「社内の常識がまともじゃない」ということでしょう。
おかげで(?)チームビルディングに類する実力は、以前と比べれば大分上がったと実感します。
逆に、良くも悪くも……な変化は、「特定のひとを除く、他者の評価が全く気にならなくなったこと」です。元々出世に興味がないのであまり気にならないたちなのですが、完全に気にしなくなってしまいました。
他者からのフィードバックを全部無視したら問題ですが、そういう意味ではなく、「自分が評価してない相手の評価は気にしない」ということです。
もちろん、師匠をはじめとして「わたしが認められたい相手」の評価は、立場に関係なくとても気になりますし、真摯に受け止めます。
個人的には良い変化だと思っているのですが、たまに「いや、解るけど……もうちょっと取り繕ってくれない?」と、「わたしが認められたい相手」のひとりに言われるので、可能な限り改善できたらしたいと思わないこともない状況です。
さて、当初想定してたよりずっと長くなってしまったこの「仕事人としての段階」というテーマもそろそろ終わりです。
これまで「ひととしての次元を上げるときがきた」というところから始めて、「文書きとしての段階」「仕事人としての段階」について書き綴ってきました。
ある意味では、ここからが本題です。
これまでそれぞれ独立してやってきた「文書き」と「仕事」のふたつを統合するときが来たんじゃないか? という予感が、「ひととしての次元を上げるときがきた」という話に繋がっています。
突き詰めるとこれを書きたい……もとい「考えながら書きたい」というのが、noteを始めようと思った最大の理由です。なので、個人的にはほぼ丸二か月かけてやっと入口まで辿り着いたなあ、みたいな感じです。
このことに象徴されるように、今のところわたしのnoteはどこを切り取っても「長大な自己紹介」でしかなく、「想定読者:わたし」というどうしょうもないメディアで、誰かの役に立つことをこれっぽっちも想定できていません。
そんな中、これを読んでいただいているあなたには感謝のひと言です。
お読みいただき、本当にありがとうございます。
さらばでした!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?