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インド人と働いて、見えたこと

ナマステ!インドの撮影会社、Saptam International(サプタムインターナショナル)の日本人です!
noteを初めて三日目の午後。今日も今日とてサプタムは日本人インターン生・日本人スタッフを探しております。三日目も二つ目のブログ投稿といきましょう!

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今回は、インドで5ヶ月間インド人に囲まれてインターンをした私に身についた力についてお話ししようと思います!あくまで私の周りのインド人のお話なので、それはちゃうやろ!というツッコミも受け付けております🙆‍♀️



とりあえず、やってみる

インドでインターンをして一番学んだのはこの精神でした。
『とりあえず、やってみる』
元々頭が硬いタイプだったので、私にとって行動する前の準備は必要不可欠でした。失敗するのが怖かったと言うのもあります。しかし、社長からは『とりあえず、やってみなさい』と教わりました。やってみなければ何も始まらないのだと。それからは、思いついたアイディアはとりあえず、やってみる。メールも返ってこなくても良いから、送ってみる。もし、良い返事がいただけなくても、何か気づきがあるかもしれない。そんな風に考えるようになりました。インドで5ヶ月間インターンしたからといって、私はまだ所詮ビジネスど新人。とりあえずやってみて、経験を積み、色々な大人からアドバイスをもらうこと、その素直さが大切だと気がつかせてもらいました。
実際、両親や友達にビジネスの相談をするのは少し恥ずかしい自分がいましたが、いざ相談してみると、みんな真摯に答えてくれたし、自分が知らなかったことを教えてくれました。自分で何とかする力も大切だけれど、色々な人に聞いて、視野を広げるのも大切だとハッとさせられました。今まで何を戸惑っていたのか、分からないことは悪ではない。無知の知。


人との繋がりを大事にする

これは先ほどの話にも通じるのですが、今現在私が大事にしようと思っていることの一つです。『とりあえず、やってみる』と言いましたが、もちろん自分にとって良い返事だけが返ってくることはありません。相手の方にも、色々な理由がありますから、ちょっとそのまま進めるのは難しいなぁとなることもありますよね。そこで大事なのは、その出会いをどうするか。インド人社長は『じゃあ、その人に質問してみてください。アドバイスください。お願いしようよ。』と言います。私はその姿勢にびっくりしました。そして納得もしました。なるほど、そうやって枝を伸ばしていくんだ、と。
そうして枝を伸ばしていったら、最初は私と社長の二人だけの視点からくるアイディアだったのが、どんどん他面的に物事を捉えたアイディアに変わっていったのです。そしてチャンスも増えました。ダメだった物をダメで終わらせない、そんなインド人社長の粘り強さはとっても尊敬するポイントです!


自分の意見の伝え方が変わった

私は元々論理的に思考したいタイプだったので、人に意見をすることが苦ではありませんでした。自分の中で芯は通っていたから。もちろん、そこから意見はどしどし受け付けますし、その都度アイディアを変えることに対してのハードルは低いタイプです。
ただ、インドでは、今まで日本で通用してきたこの『自分の意見の伝え方』が通じなかったのです。「私は〇〇した方が良いと思う。」と伝えても「そっか。」で終わり。意見はなかったことになります。何で伝わらないんだ!!と悩んだ夜もありました。そこで気がついたのです。「あぁ、私は空気を読むことを強要していたのだなぁ。」と。私が言いたかったのは、こう言うことでした。

「(△△という恐れがあるから、)私は〇〇したほうが良いと思う。」

理由部分の説明を省いていたのです。インド人、話長いなぁ、といつも思っていたのですが、『自分の意見の伝え方』に悩んだ時期、インド人の意見の伝え方を観察してみたんです。そうしたら、なぜ話が長いかわかったのです。インド人は理由までちゃんと言っていた!!例えば、一緒にお祭りに行くとなった際、起こるのはこのような会話。(会話は実体験をもとにしたフィクションです)

インド人スタッフ:明日は〇〇時に△△駅ね、お祭りは夕方だけど、〇〇時の理由はすごく大きなお祭りだから。インドは世界一の人口でしょ。デリーはたくさんの人がいる。それでね、お祭りのメインは△△駅の一個後なんだけど、そこは混むでしょ?だから△△駅ね。お祭りは混むから荷物は少なめにね、お金もそんなにいらない。飲み物だけは持ってきな。もちろん水は売っているけれど、持っていったほうが安心ね。あなた水筒持っていたよね?それに水を入れてきな。今インドは暑いでしょ?たくさん水は必要よ。なぜなら〜〜〜

私:おけおけ

the日本人の私は途中から「わかったわかった」となってしまいます。笑
しかし、これがインド流のコミュニケーションの取り方だったのです。その行動を起こすのには必ず理由があって、その理由が伝わるまでは説明が続きます。その行動の、その質問の真意が伝わらなければ、インド人はなかなか行動に移してくれません。それに気がついた後は、私は必ず自分の『心配事』を付け加えて話すようにしました。

「私は〇〇したほうが良いと思う。なぜなら、私には一つ心配していることがあるの。〇〇をしないと△△になってしまうんじゃないかな。」と。

この『心配』という言葉の使い方も考えました。कोई बात नहीं है !!(コーイーバートナヒーンヘ!問題ないよ!No problem!と言う意味。インド人の口癖)で生きているインド人の目には、日本人の私はとてつもなく心配性に写っているはず。それならば、心配性のキャラのまま行かせていただこうではないか。(ちなみに日本に住んでいても私はかなり心配性なほうです。)あなたは心配していないかもしれないけれど、私には心配事なのよ、と伝えるだけで伝わり方がガラッと変わりました。インド人は優しいので、心配している人がいたら、絶対に助けてくれる。そんな想いもありました。あえて下手に出ることで、私の懸念していることをどう解決していくのかを探ることができたし、私が求めていた回答が返ってくるようになりました。


終わりに

まだ社会に出て正社員として働いたことのない私の感じたことですので、インドでインターンしたから、と言うわけではない!と言う意見があることは百も承知ですし、少々上から目線に感じる表現があったかもしれません。しかし、今後インドとビジネスを進めようとしている日本企業が多い中、日本人として学べたことは大いにあったなと思います。インド-日本間ビジネスのインド側の考え方、そしてこれからインド人とビジネスをする上での自分の意見の伝え方、これらを深く学び、成長できた5ヶ月だったと思います。そして最後は宣伝になってしまいますが、そんなインド人に囲まれた環境でビジネスを学ぶことができるのがSaptam Internationalです!下に日本人インターン生・日本人スタッフ募集用のホームページを載せておきますので、少しでも気になった方はぜひチェックしてみてください!今回もお付き合いいただきありがとうございました!


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