ツインソウルにはパーソナルスペースがない
「ツインソウル同士だと、パーソナルスペースがなくなるというのはどういうことなのか」
通常の男女の恋愛・パートナーシップだと、お互いを別々の「個人」として認め合うものだと思うんです。
だから「相手は自分とは違う」ということが前提になります。
良識ある大人同士の関係であれば、自分と違う相手の「個人」のプライベートにはあまり踏み込みすぎないよう、距離を微妙に測りながら関係を築いていくのではないでしょうか?
たとえ仲の良い恋人同士であっても、夫婦であろうと、心の深い部分にまでは立ち入らないでほしい、境界線みたいなものがあっても当然だと思うのです。
触れてほしくない過去だったり、気にしている性格や習慣、お互いの家族のことなど・・・
でも、ツインの場合はちょっと違うんです。
相手に対して踏み込んではいけない境界線も、踏み込んできてほしくない心の内も、ほとんど感じません。
それどころか、逆にそういった部分をまったく自然に共有してしまっていて、隠そうとしたり、偽ろうとしたり、飾ろうとしたりすると、直ちに相手に「違和感」や「不快感」といったシグナルで届いてしまうんです。
先日も、わたしは彼に、わたしのある振る舞いについてハッキリと「どうしても受け流せない」と言われてしまいました。
どういうことなのか、彼はとても根気よく説明してくれたので分かったのですが、ツインソウルというのは、一つの魂を二人で共有しているので、どちらか片方が自分を責めたり、さげすんだり、後悔したりすると、魂を介して相手にその痛みがとても敏感に伝わってしまうのです。
同じ体験をしているような感覚になるのです。
ツインというのは、自分が見えない潜在意識や無意識の部分を察知し、本来のあるがままの状態に戻してあげる役目があるようです。
だから、彼も言っていましたが、ふつうの恋愛や夫婦と言った相手ならきっと受け流しているようなことでも、どうしてもそうはできないのです。相手に違和感や不快感を感じたなら、それを伝え、何が間違っているのかをふたりで解明していこうとしたくなります。
私の場合は、ある過去の一部を「汚歴史」と位置づけてしまっていました。
誰がなんと言おうと、私は間違っていたし許せないことをした、と信じていたのです。
しかし、ツイン独特の感覚や行動によって、その記憶は一瞬にして浄化されてしまいました。
その結果、わたしは一番の自分らしさや、誇れる自分を完全に忘れ去っていたことに気づき、自信を取り戻すことができたのです。
言葉で説明するのは難しいのですが、決して相手が不快感を与えるようなことをしたから機嫌が悪くなるとか、ケンカになるとか、そういうことはありません。
相手の欠点について、ズゲズケと言い合う、ということもありません。
どこまでいっても、ツインはお互いが「自分」なのです。
別々の個人、という意識がほとんどない関係なのです。
魂を傷つけるようなことをどちらかがすれば、どちらかが是正する、そんな感じでしょうか。
もちろん、喜びや幸福感についても同じように共有します。
実は、サイレント期間と呼ばれる、離れ離れになっている間も、それは起こっているのです。
まだツインの相手に巡り合っていなくても、どこかで魂の相方は自分のハートで感じていることを同じようにハートで感じているでしょう。
自分がハートで孤独を感じているとき、相手もハートで孤独を感じるでしょう。
自分がハートで喜びに満ちているとき、相手のハートも喜んでいるでしょう。
自分が学んでいるとき、どこかで相手も学んでいるのです。
そして、ある課題となる学びが完了した時点で再会し、その時ふたりはお互いに何も隠す必要も、飾る必要も、偽る必要もなく、すべてを共有しあうでしょう。
それが、ツインにはパーソナルスペースがない、という意味なのです。