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こってり豚骨と煮干しが絶妙な濃さ。狸小路にある「極煮干し本舗」【札幌ラーメン屋めぐりvol.23】

極煮干し本舗(札幌市中央区)

煮干し豚骨 820円

狸小路4丁目にあるラーメン屋を訪問。どうやら山岡家の系列店らしい(思い起こせば、確かに山岡家と隣接して立っていた)。
大通駅・すすきの駅から近い立地なので、ショッピングや飲み会帰りにも寄りやすそう。

今回注文したのは、一番人気の煮干し豚骨。スープを一口飲んだ瞬間、絶妙な濃度の煮干しが口いっぱいに広がる。煮干し風味が濃すぎると(しかもベースが豚骨だと)、食べ進めるうちに飽きがきやすくもなるが、決してくどくない。煮干しも豚骨もバランスよく堪能したい人にぴったりだ。刻んだ柚子が入っていて、口の中のこってり具合を中和してくれるのもあるだろう。

麺はちぢれ麺。やはりこのタイプの麺が一番だ。すすると絡みついたスープの味もしっかり感じられる。

豚バラチャーシューは小さめのものが一切れ。端の部位だったので硬いかな……と思ったが、かじるとホロホロ崩れた。カウンター前の厨房で炙っていて香ばしい。SNSでも「近年食べたチャーシューで一番旨い」と絶賛されていたが、まさにその気持ちがわかる。

メンマはご覧の厚みで食べ応えがある。ほどよいコリコリ具合で、メンマ好きとしては大満足だ。ちなみにこちらの極太メンマ、プラス120円で追加のトッピングもできるという。ノーマルメンマも選べるようだが、断然こちらをおすすめする。

他の具材はねぎと玉ねぎ。個人的には、好きな具材TOP3にランクインする生玉ねぎがしっかり入っていて嬉しい。このシャキシャキ感と、後を引く独特の苦味がたまらないのだ。

そしてギョーザ5個(310円)も注文。誰もが好きなオーソドックスな味と、パリッパリに焼けた皮。言うことがない。なぜギョーザはこれほどまでラーメンに合うのか、誰か教えてほしい。

なお、今回頼んだ煮干し豚骨ラーメンは、煮干しレベル6まであるうちの「レベル3」に位置付けられるようだ。この上には、レベル5の「極濃煮干し豚骨」、レベル6の「鬼煮干し」もあるらしい。「とにかく濃い煮干しラーメンが食べたい!」という人はチェックしよう。

こってりおいしい煮干しラーメン、ごちそうさまでした。狸小路という便利な立地は重宝するので、ぜひまた行こう。


2023年4月来店

極煮干し本舗 狸小路4丁目店
札幌市中央区南3条西4丁目20番地


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