札幌&東京ラーメン屋めぐり

ラーメン食べ歩きが趣味。特に味噌ラーメンととんこつラーメンが好き。チャーハンも好き。でも少食。2024年、札幌から東京に引っ越しました。2都市でめぐったラーメン屋のメモを残しておきます。

札幌&東京ラーメン屋めぐり

ラーメン食べ歩きが趣味。特に味噌ラーメンととんこつラーメンが好き。チャーハンも好き。でも少食。2024年、札幌から東京に引っ越しました。2都市でめぐったラーメン屋のメモを残しておきます。

最近の記事

青梅の名店「らーめんいつ樹」、鯛の概念が変わる濃厚ラーメン【札幌&東京ラーメン屋めぐりvol.29】

らーめんいつ樹(東京都青梅市) 鯛塩らーめん 1000円 また名店を見つけてしまった……! 青梅市に引っ越してまもなく、近くを通った際に大行列ができていて目を引いた店がある。それが青梅市と瑞穂町の境目に位置する名店、「らーめんいつ樹」。周辺住民からも「いつ樹はおいしい」と噂を聞く通り、地元民に愛されている店のようだ。 看板メニューは、鯛塩ラーメンと海老つけ麺。今回は鯛塩ラーメンを注文した。店内を見回すと、やはりお客さんの多くが鯛塩ラーメンを食べていた。 スープをひと口

    • 東京に引っ越したため「札幌&東京ラーメン屋めぐり」に改題します

      仕事の都合で東京に引っ越した。なんてことだ。ゴミゴミした場所が苦手で、生涯東京なんぞには住むものかと思っていたのに、いざ引っ越してみるとやはり利便性の高さに飼い馴らされてしまった。飲食店も多く、テレビで見かけるおいしそうな店にも行きやすく、期間限定の面白いイベントも豊富ですっかり馴染んだ。 しかし個人的な感想だが、ラーメンのおいしさは札幌に及ばないーー気がする(しかも高い!)。口が札幌ラーメンに慣れ親しみすぎていてそう思うだけかもしれないが。ああ恋しや、黄色いちぢれ麺の味噌

      • 「麺屋日々」激戦区に現れた、ほんのり甘めの王道味噌ラーメン!【札幌ラーメン屋めぐりvol.28】

        麺屋日々(札幌市豊平区) 味噌らーめん 900円 豊平区・白石区・清田区の区境はラーメン激戦区だ。徒歩5分圏内に私が知っているだけでも6店舗あり、どこもレベルが高い。 今回はそんなエリアに颯爽と現れた、2024年4月オープンの「麺屋日々」に行ってみた。 店内は広々としていて、小上がりもテーブル席もある。家族連れでも気兼ねなく来店できそうだ。 注文したのは、メニュー表に「日々イチオシ」と書かれていた味噌ラーメン。口に入れるとほのかに甘みを感じるスープで、どこかほっとする

        • 【再訪】「麺部屋 綱取物語」黒くて香ばしい醤油スープ+やわらかチャーシューに満たされる【札幌ラーメン屋めぐりvol.27】

          麺部屋 綱取物語(札幌市清田区) 焦がし醤油 890円 お気に入りのラーメン屋「綱取物語」を何度目かの再訪。いつもは人気No. 1メニューの綱取味噌を頼むが、今回は人気No.2という焦がし醤油を食べてみた。 黒々とした醤油で濃厚そうな見た目だが、意外と濃くはない。甘くて豆の風味が香る、おいしい醤油の味だ。オイル感が強めで、すするたびに口がぬるっとするものの、こってりしていないのでツルツルいけてしまう。香ばしい後味で口の中が満たされた。 具材はチャーシュー、味玉、そしてモ

          背徳のこってり定番まぜそば。「油そば専門店たおか」【札幌ラーメン屋めぐりvol.26】

          油そば専門店たおか(札幌市北区) 油そば並盛 680円 札幌のまぜそば好きなら知らない人はいないであろう、油そばの専門店「たおか」。黄色い壁に赤文字の店名が入った外観は、道行く人の目を引きつける。シンプルな油そばに自分好みのトッピングを加えていくスタイルで、卓上にはお酢やラー油などの調味料も豊富に用意されているのが特徴だ。 この日はどうしても油そばが食べたかったが、元来少食なうえ胃の調子に自信がなかったので、スタンダードな油そばをトッピングなしで注文。同じ値段で並盛と大

          背徳のこってり定番まぜそば。「油そば専門店たおか」【札幌ラーメン屋めぐりvol.26】

          海鮮たっぷりの贅沢塩ラーメン!「浜チャンポン 三八飯店」【札幌ラーメン屋めぐりvol.25】

          浜チャンポン 三八飯店 白石店(札幌市白石区) 塩味浜チャンポン 1050円 寿都生まれで、海の町・長万部に本店を構える、「浜チャンポン 三八飯店」。今回は、札幌の白石店にお邪魔した。 名物はちゃんぽんラーメンとあんかけ焼きそば。この日はちゃんぽん目当てで来ていたので、そちらを注文した。イカが丸ごと1杯のっていることで有名で、遠方からわざわざやって来るお客さんも多いようだ。 ちなみに、あんかけ焼きそばとチャーハンのセットも人気なのだとか。(多くの人が頼んでいたが、直径3

          海鮮たっぷりの贅沢塩ラーメン!「浜チャンポン 三八飯店」【札幌ラーメン屋めぐりvol.25】

          旭川生まれの香ばしい進化系醤油。「らーめん鷹の爪」【札幌ラーメン屋めぐりvol.24】

          らーめん鷹の爪(札幌市白石区) 龍の雫 880円 最近は味噌やとんこつ系が続いていたので、今回は醤油を求めて旭川ラーメンの店へ。白石区の中でもほぼ清田区寄りに位置し、清田通りに面している「らーめん鷹の爪」だ。 今回は一番人気の「龍の雫」を注文。待っているとカウンター前の厨房から、鍋に入れたラードが爆ぜるジュワワワワ……という音が聞こえた。店によると、注いだラードが暴れる龍のように見えることから、この名前がついたという。ちなみに味噌は「龍の極」、塩は「白龍」とネーミングが

          旭川生まれの香ばしい進化系醤油。「らーめん鷹の爪」【札幌ラーメン屋めぐりvol.24】

          こってり豚骨と煮干しが絶妙な濃さ。狸小路にある「極煮干し本舗」【札幌ラーメン屋めぐりvol.23】

          極煮干し本舗(札幌市中央区) 煮干し豚骨 820円 狸小路4丁目にあるラーメン屋を訪問。どうやら山岡家の系列店らしい(思い起こせば、確かに山岡家と隣接して立っていた)。 大通駅・すすきの駅から近い立地なので、ショッピングや飲み会帰りにも寄りやすそう。 今回注文したのは、一番人気の煮干し豚骨。スープを一口飲んだ瞬間、絶妙な濃度の煮干しが口いっぱいに広がる。煮干し風味が濃すぎると(しかもベースが豚骨だと)、食べ進めるうちに飽きがきやすくもなるが、決してくどくない。煮干しも豚

          こってり豚骨と煮干しが絶妙な濃さ。狸小路にある「極煮干し本舗」【札幌ラーメン屋めぐりvol.23】

          【再訪】ねっとり濃厚ダレに絡める、パンチの効いたまぜ麺。「MEN-EIJI HIRAGISHI BASE」【札幌ラーメン屋めぐりvol.22】

          MEN-EIJI HIRAGISHI BASE(札幌市豊平区) EIJIのまぜ麺(中) 900円 「MEN-EIJI HIRAGISHI BASE」を再訪。平岸駅・南平岸駅から徒歩10分ほどの場所にある、受賞歴の多いラーメン屋だ。前回、人気No.1の魚介豚骨醤油と迷って選ばなかったまぜ麺を、やはりどうしても食べたくなってしまった。 まずは、底からすくうようにしてグルグルと混ぜ合わせる。おいしいタレが底に溜まっているので、これでもかと混ぜて食べるのが吉だ。すすると、ねっと

          【再訪】ねっとり濃厚ダレに絡める、パンチの効いたまぜ麺。「MEN-EIJI HIRAGISHI BASE」【札幌ラーメン屋めぐりvol.22】

          札幌駅から行きやすく、焦がし味噌×白湯スープがおいしい。「らあめんがんてつ」【札幌ラーメン屋めぐりvol.21】

          らあめんがんてつ(札幌市中央区) 炙り黒味噌らあめん 950円 いい店をまた見つけてしまった。札幌駅のJR高架下にあるラーメン屋。真上から電車が走るガタンガタンという音がする。「WEST6」というビルに入っていて、駅からたった3分ほどの好立地だ。 もちろん定番の味噌・醤油・塩もあったが、今回は炙り黒味噌を注文した。 口に入れた瞬間、焦がし味噌の香ばしい風味が広がる。味噌は辛すぎず甘すぎず、ほどよい味。豚のげん骨で出汁を取ったという白湯スープは、臭みがなくマイルドだ。とろ

          札幌駅から行きやすく、焦がし味噌×白湯スープがおいしい。「らあめんがんてつ」【札幌ラーメン屋めぐりvol.21】

          ちょうどいいピリ辛具合のオロチョンが名物。「味源」【札幌ラーメン屋めぐりvol.20】

          味源(札幌市清田区) オロチョン 950円 清田区・白石区・豊平区の区境に位置するエリア。ここの住宅街の一画に佇むラーメン屋「味源」は、2019年に近くの清田通りから移転してきたらしい。地下鉄の駅からは遠いが、東北通りからはすぐなので車で行きやすい。 今回は人気No. 1のオロチョンを注文した。聞き慣れない名前だが、味噌ラーメンに唐辛子で辛さを加えたスープだという。網走には先住民族を偲んで行う「オロチョンの火祭り」という儀式があるらしく、その関係もあるのか、どうやら北海

          ちょうどいいピリ辛具合のオロチョンが名物。「味源」【札幌ラーメン屋めぐりvol.20】

          モチモチつけ麺と魚粉感じるスープが絡む!札幌一のつけ麺屋と名高い「麺屋高橋」【札幌ラーメン屋めぐりvol.19】

          麺屋高橋(札幌市豊平区) つけめん小 850円 「札幌一つけ麺が旨い店」と評される、つけ麺LOVER激賞のラーメン屋。月寒通から小道に入ってすぐの場所にあり、地下鉄福住駅から車で約3分、徒歩約20分のアクセスだ。 車がないと行きにくい立地だが、特に土日は駐車場待ちの車が並ぶほど混んでいる。あの「食べログ ラーメン EAST 百名店」にも連続で選出されているらしい。 やはりここはつけ麺を注文した。熱盛りと冷盛りが選べたので、熱盛りをチョイス。 まるでうどんのように白っぽく

          モチモチつけ麺と魚粉感じるスープが絡む!札幌一のつけ麺屋と名高い「麺屋高橋」【札幌ラーメン屋めぐりvol.19】

          バランスよい魚介豚骨に、ピンクのチャーシューが美しい。「MEN-EIJI HIRAGISHI BASE」【札幌ラーメン屋めぐりvol.18】

          MEN-EIJI HIRAGISHI BASE(札幌市豊平区) 魚介豚骨醤油 950円 平岸駅・南平岸駅から徒歩10分ほどの場所にある、白一色の外観がおしゃれな店舗。ラーメンWalkerグランプリの北海道版でNo.1になったり、ミシュランガイド北海道でビブグルマンを受賞したりしている、気鋭のラーメン屋だ。 今回は人気No. 1の魚介豚骨醤油を注文した。豚骨のねっとりしたコクのある旨みと、風味豊かな魚介らしさを同時に感じる。どちらかに寄りすぎることなく、両方をこれほどしっ

          バランスよい魚介豚骨に、ピンクのチャーシューが美しい。「MEN-EIJI HIRAGISHI BASE」【札幌ラーメン屋めぐりvol.18】

          【再訪】こってり濃厚つけ麺×とろとろチャーシューが最高。「たけ蔵」【札幌ラーメン屋めぐりvol.17】

          たけ蔵(札幌市清田区) つけ麺大王みそ 930円 大好きなラーメン屋で、遅ればせながら今年のラーメン初め。清田通りに面したこじんまりとした店だが、常に賑わっている。土曜日の11時半頃に来店したものの、すでに満員。後からも続々と客が入ってきて、相変わらずの人気ぶりがうかがえる。 「たけ蔵」では合わせみそが特に人気だが、今回はつけ麺を注文した。麺は「普通/太め」と「温かい/冷たい」からそれぞれ選べるので、太め×温かいをチョイス。味噌と合わせるなら、太めが断然おすすめだ。 こ

          【再訪】こってり濃厚つけ麺×とろとろチャーシューが最高。「たけ蔵」【札幌ラーメン屋めぐりvol.17】

          嘘みたいなボリュームの絶品チャーハンがセット!「こく一番」【札幌ラーメン屋めぐりvol.16】

          こく一番(札幌市中央区) みそラーメン+チャーハン 1000円 藻岩山のふもと、市電の停留所「ロープウェイ入口」からすぐの場所にある、札幌では有名なラーメン屋。 何がすごいって、セットチャーハンのボリュームだ。ラーメンとチャーハンのセットは1000円ぽっきりなのに、ご覧の通りまるで山みたいな量。軽く3人前はあるのではないか。 このチャーハン、量に物を言わせたただの大盛りではなく、味もおいしい。黒胡椒が効いていて、香ばしくしっかりめの味付けだ。大きいチャーシューがゴロゴロ

          嘘みたいなボリュームの絶品チャーハンがセット!「こく一番」【札幌ラーメン屋めぐりvol.16】

          とんこつ推し必見!背脂たっぷりなのにあっさり食べられる。「山嵐」【札幌ラーメン屋めぐりvol.15】

          山嵐(札幌市豊平区) 白 900円 平岸駅から徒歩約10分の立地にある、「山嵐」本店にお邪魔した。なんと山嵐で提供しているラーメンはとんこつベースのみ。とんこつ100%の「白」と、魚粉をブレンドした「海」から選べる。 今回は「白」を注文した。特筆すべきはこの背脂の量! スープをひとすくいすると、ご覧のようにレンゲが背脂でみっちり埋まる。背脂ラーメンが好物の私でさえ、カロリーを一気に摂取している背徳感に襲われる。だがしかし、このトロリと柔らかい口当たりとまろやかな旨味のた

          とんこつ推し必見!背脂たっぷりなのにあっさり食べられる。「山嵐」【札幌ラーメン屋めぐりvol.15】