他人からの無視や拒絶に傷ついたら、最もやりたかったことを始めよう
人気YouTuberの友人たちと集まったある日、こんな会話が繰り広げられた。
「どうして自分のコメントだけ無視するのかってメールしてくる人がいて。たくさんくるから誰のコメントとか意識してないし、拾えるタイミングで拾ってるだけだから、そう返信したんだけど納得してくれなくって…」
「全部に答えられるわけないんだから、そんなの当たり前じゃんね〜!」
確かにそうである。とはいえ、私にも相手の反応があるかないかで気持ちが舞い上がったり、ガクッと落胆してしまったり。そういう経験はあるなと思った。
特にSNS社会では、より多くの反応を受けたものに価値があり、反応のないものには価値がないと信じ込まされる傾向がある。私自身も長年SNSマーケティングに関わり、より多くの”数”を得ることに注力し続けてきた。
しかしメタフィジックスの観点から世界を見通すとき、他人の反応などまったくもって重要ではないのだ。どれだけ自分が自分の本質と繋がり、本当の自分を表現しているか。そのことの方が遥かに価値がある。
”他人のマネをして成功するくらいなら、自分らしくいて失敗する方がいい”
ハワイのメタフィジックスの師・ラナンは言った。
もし自分が人生の流れから遠ざかっていると感じるときには。豊かさの源泉から切り離され、孤独や不安を感じているのなら。そんなときに足りないのは才能でもチャンスでもなく、本当の自分を表現し、自分の最もやりたいことに一歩踏み出す信念と勇気だ。
結局のところ私たちは、他人が自分の言葉を理解してくれるかどうかより、自分が自分の本音に耳を傾け、受け入れているかどうかが重要なのだろう。他人の拒絶は確かに一時的に傷をつくるけれども、自分は自分の本心を大事にできたと思えれば、芯の部分は強くなる。
一時的な傷を恐れて本音を隠すたび、私たちは自分をごまかしていく。自分をごまかし続けていると、どんどん自分の中心にある”源”から遠ざかってしまう。自分が何者なのかわからなくなり、人生から見放されてしまったような孤独感を感じ、直感も鈍っていってしまうのだ。
メタフィジックスの教えでは、すべての人間関係は、自分が自分とどのような関係を築けているかにかかっていると伝えている。愛と信頼をもって本当の自分を尊重し、自分の本音を大切に、誠実に表現する人は、必ず外側の世界においても同じような人間関係を引き寄せるのだ。
もし他人から拒絶されたり、無視されたと感じて傷ついたときには、あなたがあなた自身の声を拒絶し無視し続けていないか見つめてみよう。互いの存在を大切に、感謝し励まし合う関係は、あなたがあなた自身をそう扱うことから始まる。
自分を信頼し尊重する人は、人生に夢中なので、他人を妬んだり批判したり妨害するヒマなどない。たとえ理解してもらえなくとも、とにかく自分の情熱を表現したいように表現するだけ、という姿勢だ。
本当はやめたいと思っていること。ずっとやりたいと思っていること。離れたいと思っている関係。伝えたくって仕方ない想い。勇気と信頼を総動員して、1つずつ行動に移してみよう。
本音で生きると決めたなら、あなたはそれまでとは全く異なるパワーを発揮しはじめる。真実のパワーはそれを発揮しない人には決してたどり着けない場所へとあなたを連れていく。周囲に確かなインパクトを与え、同じように本音で生きようとする人たちを、あなたのもとへ導いてくれるだろう。