110円で気持ちを伝える|鎌倉初心者の集い
Mr.Childrenの初期の頃に「マイライフ」という曲がある。出だしはこうだ。
そう、当時62円で手紙が送れたのが、今や110円である。桜井さんもこんなに郵便料金が値上がりするとは思わなんだろう。
わたしにはずっと文通を続けている相手がいる。以前本屋で働いていた頃、仲良くなった同僚。わたしが結婚を機に退職してから六年、ずっと手紙をやり取りしている。
お互い筆マメではないので年に2往復ペースだけれど、たらたら続けている。筆マメ過ぎないことが文通を続ける秘訣かもしれない。
紙の本が好きな人というのは、便箋とかポストカードといった類の紙の雑貨も好きな傾向にある。(個人の見解です)
可愛い便箋が売っていたら、なりふり構わず買ってしまう。自分の好みのもの、そして相手が好きそうなもの。
便箋はその長い生涯を、自分ではなく相手のもとで過ごすことになる。相手の顔を思い浮かべながら選んでいるつもりだけど、結局自分ファーストになっている気もする。
そんな文通友達と、この度、鎌倉に旅行にいくことになった。
旅行の気分を盛り上げようと鎌倉が舞台の小説「ツバキ文具店」を読んだ。
内容を知らずに読んだのだけど「手紙」にまつわる物語なのでテンションが上がった。そんな鎌倉を文通相手と旅行する。こういう、とるに足らない偶然が人生の醍醐味だ。
お互い鎌倉ビギナーなので、珍道中になるかもしれない。むしろ、なってほしい。とりあえず大仏を見て、鳩サブレーを買って、鶴岡八幡宮に行ければいいと思っているけど、ベタすぎるのでもう少しスパイスが欲しい。
ちなみに友人は京都から参戦する。キングオブ古都の京都人に鎌倉はどう見えるのだろうか。鎌倉は人が多くて疲れそうだなぁと思ったけど、京都に住んでる人の前でそんな文句は言えない。笑
何はともあれ、楽しみです。
よろしければ、鎌倉にお詳しい方、おすすめのお店がある方、ぜひコメントくださいませ!