ズボラなわたしがレシピを整理した話
こうして料理の仕事を続けておりますと、捨てられないレシピがどんどん増えていきます。それはもう沼です。レシピ沼です。
もちろんネットで見ることもできるのですが、どちらかといえばアナログ人間なので、紙の方が使い勝手が良いです。ネットだと「あのレシピはどこに載っていたっけ?」って必ず見失うので。
でも、紙だったら失くさないのか?って聞かれるとやっぱり失くすんですけどね。
なぜなら、整理整頓が下手だから。笑
自慢じゃないですが、生まれてこの方「几帳面だね」「マメだね」と言われたことはございません。間違いなくズボラな部類の人間です。
でも、だからといって、このレシピの山から逃げ出すことはできない!
一枚ペラのレシピはその都度適当にファイルに収めていたのですがこれが見にくい。でも、年代や料理別にカテゴリーを細かく分けるのも面倒くさい。とても面倒くさい。
この世には、きっちり分類して美しくファイリングするのに快感を覚えるという方がいる一方で、わたしにはそういった能力が圧倒的に欠如しているようで。
今だけ頑張ってカテゴライズ、ファイリングしたとしても、それを続けるのはしんどくなるような気がしてなりません。
で、苦心の末たどり着いたのが、
このやり方。なるべくシンプルに、大雑把に分けることが継続のポイントです。笑
そして私の場合、仕事柄ほとんど使わないレシピも取っておきたいのです。
「3年くらい前に一回だけ作ったアレさぁ、どうやって作るんだっけ?」ということが(ごく稀にですが)ありますので。
というわけで、あらためてファイルの中身を精査、分類していきます。
アルバムの整理と一緒で、思い出が溢れてきて一向に進みません。これは意外な落とし穴でしたね。
最終的に、ファイル7冊分になんとかおさまりました。
たぶん、これでも少ない方なのかもしれません。多い人はものすごい量のレシピを保管してるんでしょうね。(わたしも本を合わせたら結構な量になるかもしれまんが)
レシピって、作らなきゃただの紙切れです。材料を準備して手を動かして作って、やっと価値がある。そして何度も作っていくと、思い出や愛着も湧いてきてレシピ自体が宝物みたくなってきます。
そんな、宝物みたいなレシピをこれからの人生でもっと増やしていきたい。
そう思いながらも、やっぱり整理整頓てめんどいなぁ…と呟いた休日なのでした。