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ファンサがすごい大仏様|どうでもいい会話のありがたみ【鎌倉旅日記②】

京都からきた友人との鎌倉旅、二日目。


まずは昨日の心残り。拝観時間に間に合わず中に入れなかった杉本寺へもう一度向かう。茅葺き屋根の本堂が味わい深い。昨晩雨が降ったらしく、苔むした階段がイキイキしていた。




ついでに荏柄天神社(えがらてんじんしゃ)にも寄る。使い終わった筆を供養する絵筆塚というものがあり、有名な漫画家さんのレリーフが並んでいた。


こんな所で会えるとは!



バスで駅まで戻り、今度は江ノ電に乗る。なんとなく京都の叡電えいでん(叡山電鉄えいざんでんてつ)に似てるね〜と友人と話す。名前も似てる。えいでん、えのでん。



長谷駅で降り、大仏が有らせられる高徳院へ。
外国人の観光客がどっと押し寄せており、私たちも開放的な大仏にテンションが上がる。

空と山を背負った大仏はなんだが合成写真のようで見飽きない。


奈良の大仏は伽藍の中でちょっと薄暗いし、撮影もNGだった気がするけど、鎌倉の大仏は撮り放題だ。ツーショットも快く引き受けてくれる。さらに内部まで覗かせてくれる。ファンサが神の大仏(ややこしい)である。

ロボ感のある背中
50円で内部に入れる



大仏フィーバーのまま、近くの土産物屋へ。金ピカの大仏マグネットとか大仏ボールペンなどを買いそうになるも、すんでのところで我にかえった。観光地ハイに気をつけよう。



お昼ご飯はガイドブックで調べておいた土鍋ごはんkaedena へ。お出汁で炊いた炊き込みご飯が食べられる。豚肉と高菜とか、蟹とアボカドとか、牡蠣と塩バターとか。いちいち組み合わせが泣かせる。
小鉢もみんな美味しくて満足感が高い。この2日間おいしいもんしか食べてない。





紫陽花の季節ではないけど、長谷寺にも寄り道する。立派な観音様や、美しい庭。正直、こんなに大きな寺なのかとびっくりした。



高台に登ると海が見えた。
鎌倉はずるい。情緒ある街並み、寺社仏閣、溢れる自然、さらに海まであるなんて。一つくらい分けてほしいもんだ。



帰りは御成通りをぶらぶら歩いた。しらすが好きとか、茶摘みに行きたいとか、作ったケーキを電車の網棚に忘れてしまったとか、どうでもいい話をしながら歩く。どうでもいい話をどうでもいい感じに話せるのは、気の合う者同士の特権だと思う。


なんだか好き



つづく




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