雨上がりの砂浜で ♯描写遊び
貝殻の絨毯だね。
砂浜一面を埋めつくす貝殻を見て、君は言った。
キレイな例えするね、と感心していたら
サンダルを脱ぎ捨て、もう海に向かっていたね。
雨上がりの砂浜は、ふっくらと水分を含んでいる。
踏みしめる度に、貝殻と砂とがギュッギュッと抱きしめ合う。
その音が、その感触が心地良くて
何往復も歩いたね。
乾いた砂のサラサラとは違う、指の間に入り込む砂の冷たさがクセになる。
足の指で、湿った砂を掴んでは放つ。掴んでは放つ。
足には、目に微かに確認できるほどのキラキラが張り付いている。
雨上がり、雲間に見える青い空。
日照りは強くないためか、強烈な海藻が乾いた匂いはない。
風に乗って、ほのかな潮のかほりに包まれる。
キレイ色の貝殻拾いに夢中になったのは、私の方。
君は海辺で、ポケモンGO。
沢山ポケモン、ゲットだね。
Emikoさんの ♯描写遊び で書いてみました!
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