「なにをやらないか」
なぜかいつも、仕事の話はまとまってやってくる。できることなら全部やりたい。初めての仕事はどれもやってみたいのだ。ただ、この身はひとつしかない。分身を増やして、事業拡大をしたいわけでもない。
となると、なにを軸にやるかやらないかを決めるしかない。改めて、自分がなにを軸に仕事をしているのかを整理しておきたい。
正しい道より、楽しい道を。
最短距離より寄り道を楽しんで。
自分の判断が正しかったかどうかと振り返ることがある。正しさは、わからない。でも、自分でやると決めたことに、夢中で向き合えたのなら、それでよい。楽しかった……と、余韻が残る。だから、夢中になれる仕事をする。背景に思いがあって「良いものを作りたい」と、心も体も向けられる仕事。
でも、どの仕事にも思いが見える。だから、どの仕事もやってみたくなる。こうなると、困る。稼働時間を増やして働き続けるのか。それは本望ではない。仕事を続けていきたいからこそ、無茶はしないと決めている。踏ん張る時は、踏ん張るけれど、心と体に負荷を掛け過ぎれば、長くは続けていけない。余白をもててこそ、取材に原稿に真っ直ぐに向き合うことができる。豊かな出会いとインプットなくしては、自分は育たない。アウトプットは大事だが、インプットの時間をなくしてはいけない。
取材をするとする。取材してアウトプットを行うためには、その何十倍、何百倍ものインプットが必要だ。事前準備のインプットでは、とうてい敵わない。それまでのインプットの積み重ねが、アウトプットにつながっていく。だから、人に出会い、本や映画や作品を観て、旅にでる。心揺れる時間が必要なのだ。
そして、考えを巡らせるスペース、ひとりの時間と心の余白が必要だ。そのために、「やらない」と決めることが大切なのだ。
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