見出し画像

【686球目】2023年最終稼働日

本日、2023年の最終稼働日を迎えています。
2023年。振り返ると色々ありました。
今日は、最終稼働日を迎えるにあたって感じている事を書いていきます。


年末に

直近の出来事は印象に残ります。
どうしても、2023年1月の出来事と12月の出来事では同じ2023年であっても12月の方が印象に残ります。

未だ世間を騒がせているダイハツの問題です。全ての工場が稼働停止になり、未だ再開の見込みが無い状態です。大手企業のダイハツですから依存度の高い下請けも存在します。そういった企業は今後の動向次第では、より大変な状況になっていきます。

大手企業と取引しているから大丈夫。

昔はそれが成り立ったかもしれませんが、今は特定の大手企業に依存する形はリスクでしかありません。私達も昔はそうでしたので、よく分かります。
特定の大手企業に依存している状態。守りを固めていると言うと聞こえは良いですが、何も行動していないということです。

もし、この取引が無くなってしまったら。
もし、この企業がこの場所から撤退をしてしまったら。
もし、この大企業が無くなってしまったら。

経営者はそう考えるべきです。

リスク分散①

三陽工業では、1つの企業に対しての売上高が90%を超えていた時代がありました。リーマンショック前まではその状態です。それが約15年経過した現在では、その90%の比率が著しく下がっています。90%だったものが、現在では10%程度です。全体の上昇が比率の低下を生んでいます。

1つのお客様に依存する。
会社としての経営資源をそこに投入することで効率化は出来ます。新規営業はコストもかかりますし、時間もかかります。今日の利益を考えるならば、やらない方が良いです。ただし、未来は明るくなりません。

営業無くして繁栄無し!

そう考えています。

リスク分散②

1つの企業、1つの職種、そこに拘ると大きなショックの際には大きな打撃を受けます。

台風の時に考えることがあります。
その昔、明石のみで事業を行っていた際には、明石に台風が来なければ影響はありませんでした。今は、台風が来ると、三陽工業の拠点のどこかは影響を受けます。九州~北関東まで27の営業拠点がありますから、必ずどこかの拠点で影響がある場合が多いです。

明石のみの時は影響を受ける確率は低いものの、影響を受けた際には大きな影響になっています。今では、影響を受ける確率は以前と比較して高くはなっていますが、その1回の影響は全体を見ると大きくありません。

リスクが分散されていると毎回感じています。

生産推進グループの強み

そうは言っても今回のダイハツの様に、何かが起きてしまうこともあります。そんな時に生産推進グループ社員はどうなるのか。もし仮に、これが直接雇用の期間工だと、自分自身で次の道を見つける必要があります。問題が発せずとも、期間満了で終わりという状況が通常です。

それと比較すると、生産推進グループの場合は他の現場に配属を変更することができます。常に営業社員が奮闘しているおかげで、異なる配属先での就業が可能になります。ただ、多少のタイムラグがある場合もあります。

これが、兵庫県や愛知県、福岡県や長野県の様に、製造拠点を持っていると、すぐさま受け入れる事も可能になります。これは、製造業と製造派遣業の相乗効果の1つです。工場のある安心感ですね。全ての営業拠点でこれを実現していきます。

感謝

年末最後のnoteがリスク分散の話になりました。
リスクは必ず存在します。そのリスクを回避していくこと、極限まで小さくしていくことが、会社にとっては必要です。

この15年間でそれが実現しつつあります。もちろん、まだまだ伸びしろはありますので今後もそれは進めて行きます。

何のためにそれをやるのか。
働く環境を良くする為です。

会社の義務は給与を払う事ではなく、給与を払い続ける事です。長く会社が存続すると、大きな外部環境の変化に遭遇することになります。阪神淡路大震災、リーマンショック、東日本大震災、コロナ禍と大きく外部環境が変化していく局面があります。

ピンチをチャンスと捉えて、シンカしていけること。それがあれば、どんな状況でも元に戻せますし、よりシンカをしていけます。2024年も更なるシンカを遂げていきます。

今年最後のnoteになります。
今日で686球目。雨の日も風の日も、酔っぱらっている時も(笑)、毎日書き続けています。1000球、2000球と続けていきたいと考えていますし、その内容もシンカをする必要があると考えています。読んでくれる人が得をするような、そんなnoteにしたい。書き始めからその想いは変わっていません。

多くの人に支えられた2023年。そして、2024年もすぐそこまで来ています。
オリンピックの年ですね。前回の東京が1年ズレているので、とても早く感じます。これを見て頂いている全ての方々に感謝を申し上げて、そして、2024年がみなさんにとって、素晴らしい1年になりますように(#^.^#)

本年も、本当にありがとうございました。
そして、来年も引き続きよろしくお願いします。
良いお年をお迎えください。

感謝。




いいなと思ったら応援しよう!

井上社長|三陽工業株式会社
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

この記事が参加している募集