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司法試験

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記事一覧

形成権と形成の訴え

【前提とステップバイステップの考え方】
日本の民事法分野でよく出てくる「形成権」と「形成の訴え」は、どちらも法律関係を新たに“形成”または“変更・消滅”させる点が共通しています。ただし、形成権は当事者が一方的な意思表示で法律関係を変えられる権利を指し、形成の訴えは裁判所が判決によって法律関係を形成・変更・消滅させるタイプの訴訟です。以下、具体例を交えながらわかりやすく解説していきます。

1. 形

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(閲覧注意)【解説】令和5年司法試験刑法

【注意】
本noteは、令和5年司法試験刑法の試験日後に記載したものです。

したがって、本noteが発表されたのは予備校の解答や出題趣旨・採点実感が発表される前です。

もっとも、本noteの内容はその発表後にも齟齬がなかったため、そのまま記載しております。

また、基本的概念から全て解説しており、テクニックに頼らなくても解けるということがわかると思います。

公式LINEでは、限定コンテンツ「

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刑法総論を「1分」ででっち上げる方法

刑法総論を「1分」ででっち上げる方法

こんにちは。

今回は刑法総論を「1分」ででっち上げる方法についてお話ししたいと思いました。

私は、LSや予備校などで刑法総論でつまずく受験生をたくさん見てきました。それもたくさん基本書を読んだり問題を解いたりしている学生が多いのです
一方、私はというと、刑法総論の勉強ははっきり言ってほとんどしてません。
だからと言って、刑法はLSでずっとA+でしたし、予備試験の成績も良かったです。

なぜ、今

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論証集を使うべきか・どう使うか

論証集を使うべきか・どう使うか

こんにちは、○ナオです。今回の記事では論証集を使うべきか・使うとすればどう使うかという点について解説したいと思います。
(2024年8月更新)

■論証集を使うべきか結論から言うと、論証集は使うべきです。
なぜかというと、司法試験が相対評価の試験であり、受験生の多くが論証集を利用しているからです。

そして、多くの受験生は論証集を司法試験の試験を受験する上での知識のベースラインとしての役割を見出し

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予備試験口述試験ガイド

こんにちは。

今日は予備試験の口述試験の流れについて説明しようと思います。

自分はこれを書いてる令和3年度に受けたのですが、当日の流れなどの情報が入ってこず困った経験があるので、この記事を作成しようと思いました。

この記事では、最初に口述試験本番の流れを書いて、その後に論文の合格発表からの流れをを書きたいと思います。

■口述試験本番の流れ令和3年度は、論文の合格発表が10/7(木)の16:

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