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会議で発言がどんどん出てくる「心理的安全性の高い組織」の作り方とは?Unipos代表 田中さんに聞きました

働き方を変えるDXサービスを提供する
Sansan株式会社のnote編集部 おにくぼ(@onikubo123)です。

今回のnoteは、Unipos本社からお届けします!

Uniposとは?
従業員同士が「貢献に対する称賛×少額のインセンティブ」を送り合うピアボーナス*の仕組みを使って「組織を変える行動を増やす」サービスです。
UniposとSansanは資本業務提携契約を締結し、相互サービスの価値向上や営業活動の連携などに取り組んでいます。その取り組みの一つとして、本社オフィスも同じ建物(表参道の青山オーバルビル)にあるんです。


そんなUniposの代表取締役社長CEO 田中さんが、10月12日にダイヤモンド社より「心理的安全性を高めるリーダーの声かけ100」を出版されました。

そこで今回は田中さんに、Sansanとの出会いから「心理的安全性」の本質まで、さまざまなギモンに答えていただきました。

特にマネジメントに携わっている方、みんなが意見を言い合える組織を作りたい方に読んでいただきたい内容です。ぜひ最後までご覧ください。

田中弦(たなか ゆづる)さん
Unipos株式会社 代表取締役社長CEO 
1999年にソフトバンク株式会社のインターネット部門採用第一期生として入社。現Yahoo!動画の立ち上げに参加。その後ネットイヤーグループ創業に参画。 2005年Fringe81を創業、代表取締役に就任。2013年3月マネジメントバイアウトにより独立。2017年8月に東証マザーズへ上場。2021年10月に社名変更をし、Unipos株式会社 代表取締役社長として感情報酬の社会実装に取り組む。 

ーまずは、田中さんとSansanが出会ったきっかけを教えてください。

Sansanが創業した2007年頃、共通の知り合いを介してSansanの共同創業者の富岡 圭さんと出会いました。私たちも当時は15人ほどの小さな会社でしたが、富岡さんから営業を受けてすぐにSansanを使いはじめました。かなり初期からのユーザーだったと思います。

Sansanが上場したときは、お米(2合)が33個送られてきたのが印象に残っています。

ーお米は初期ユーザー100社様に「感謝の気持ちをコメて」配ったものです。Sansanを初期からご活用いただきありがとうございます。


会議中の「シーン・・・」を解消するカギは、心理的安全性

ーここからは本のテーマ「心理的安全性」について伺います。田中さんが考える心理的安全性が高い組織とは、どのような組織でしょうか?

誰に対しても自分の意見を率直に伝えられる。それが保証されている環境が心理的安全性が高い組織だと思います。単に仲が良いというものではなく、自分の意見をきちんと伝えられるというのが重要です。

例えば、10人程度で会議をしたとします。
ラスト10分。誰か意見がないかと聞いても誰も手を挙げず、シーン・・・としてしまう。

こういうことは、皆さんの周りでもよく起こるのではないでしょうか。
私はこれを「シーン現象」と呼んでいます。

ーシーン現象・・・!私も過去に経験があります。

日本企業では日常的に起こっていますよね。
シーン現象が起こってしまうのは、その組織が「沈黙を選んだ方が得」な組織だからだと思います。

心理的安全性が低い組織にいると、自分の意見やアイデアを伝えて非難されるよりも、黙っていた方が得だと考え、なかなか意見を言い出せなくなってしまいます。
そうすると、会議参加者のうち一部の人の頭脳しか使えていない状態になります。

一方、心理的安全性の高い組織では、みんなが自由に意見を言い合えるので、より多くの頭脳を使っていることになります。

前者と後者、どちらの組織の方が成長するかは言うまでもないでしょう。
組織が生き残り成長するために心理的安全性は必要不可欠ですし、心理的安全性が高ければ高いほど組織にとって「得」だと思います。

組織の心理的安全性を高めるために、メンバーの特性を理解する

ー心理的安全性を高めるために、田中さんが実際に行っていることを教えてください。

私自身、今でも100%できているとは思っていませんが、なるべく心理的安全性を高める声かけをするように日々心がけています。

特に私のような起業家は、仕事に人生を懸けている人が多いと思います。自分がパフォーマンスを上げるために努力をしていると、その分相手への期待値も上がってしまう。そして期待した結果にならないと、がっかりしたりイライラしたりしてしまうんです。

でも、組織にはさまざまなメンバーがいて、すぐに結果を出す人もいれば大器晩成型の人もいます。優秀な人とダメな人がいると安易に判断するのではなく、一人ひとりの凸と凹を活かすことを心がけています。

例えばミスをする社員がいても「何度ミスをするんだ」と怒るのではなく「こうやってみるのはどうだろう?」と提案してみる。リーダーとメンバーが一緒に考えながら、仕組みや仲間同士でカバーし合うのが大切です。

※「心理的安全性を高めるリーダーの声かけ100」のNo.63から引用


とはいえ、私もたまに言いすぎてしまうことはあります。そのときはすぐに謝ることを徹底しています。プライドが邪魔をして「ごめんなさい」を言えないことが、組織の心理的安全性を下げることに繋がってしまうのです。

UniposとSansanの連携を深めていきたい

ーSansanとともに、これからどんなことを一緒にしていきたいと考えていますか?

以前から社長の寺田さんとも話しているのが、分野は全然違うけれど似ている会社だよね、ということです。

SansanもUniposも、新たに市場を作ってお客さまの組織を便利にしてナンバーワンを目指す。似ているからこそもっと互いに共有できることも多いと思っていて、そこは今後取り組んでいきたいですね。

あとは人材交流を増やしていきたいですね。テック勉強会や部活などで少しずつ交流が深まっているので、これからさらに広げられたらいいなと思います。同じビルにオフィスがあるので、フロアの一部を開放して合同イベントなんかもできたらいいですね。

ー今後さらに両社の交流を深めていきたいですね。田中さん、お忙しい中ありがとうございました。引き続き連携のほどよろしくお願いします!

心理的安全性についてもっと理解を深めたい方は、「心理的安全性を高めるリーダーの声かけベスト100」もぜひチェックしてみてくださいね。

https://www.diamond.co.jp/book/9784478115671.html

ここまで読んでいただきありがとうございました。
また次回お会いしましょう!


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