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学習院高等科山岳部目線の「雪の光徳小屋」取材記⑦

学習院大学山岳部 昭和62年卒
学習院高等科山岳部 昭和58年卒 平澤信一

 そうこうするうちに山王峠に到着です。小屋から約2時間ほどの軽い登高です。(雪質にもよりますが、急斜面もなくここまでは問題ないです)

 ここから、現役と藤大路美興会長は太郎山へ、私は高等科山岳部の現役目線で「涸れ沼」への下降ルート等の確認に行きました。

 現役たちを太郎山に見送りました。
※積雪期の太郎山は、頂上直下がクラストしていて雪上歩行の技術がないと危険です。太郎山は、雪上歩行技術を習得してからトライしてください。


太郎山へ向かう学習院大学山岳部の現役たち。
下山後に聞いたら「とても楽しかった!」とのことです。


 山王峠から涸れ沼への下降は、雪があるときはどこでも可能でした。
斜度もきつくなく、危ないところもなく涸れ沼まで下りて登り返しもできます。スノーシュートレランの人もあまり入っていないようで、雪はきれいで魅力的でした。


涸れ沼から山王峠に戻る。峠は平です。


 山王峠から、小屋を目指します。
 男体山も木立の向こうに美しいシルエットでした。


木々の間からの男体山。首都圏では味わえない素晴らしい自然の宝庫が光徳小屋周辺です。


 光徳小屋周辺は、戦前の中高等科山岳部の先輩方が、自然をフルに楽しむ場所として選んだだけのことあり。晴天率も高く、この風景を80年以上前も見て楽しんでいたのだろうと感じました。


奥日光の冬らしい風景(晴天率が高いのが奥日光です)


 下りはとても快適です。乾燥した雪の上を快適に歩いていきます。


スノーシュートレラン用のコースはまさに林道です。
クロスカントリースキーでも良さそうです。


 どんどん高度を下げていきます。


空は真っ青、雪は真っ白です。


 途中で、風景を楽しみ、のんびり歩いたら、小屋につきました。
朝の出発から、4時間少々でした。


小屋に帰還。


小屋の前のゲレンデは、くっきりとしたコントラストで気持ちがいいです。


奥日光らしい、真っ青な空と真っ白な雪。
この風景が冬の光徳小屋の魅力です。

「学習院高等科山岳部目線の「雪の光徳小屋」取材記⑥」から

「学習院高等科山岳部目線の「雪の光徳小屋」取材記⑧」へ

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