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「四代目管理人着任」 「日光光徳小屋からのお便り」2006.10 ①

光徳小屋 四代目管理人 堺惠子

 2006年4月27日、引越し用に除雪車で開通していただいた小道を、キャンプ場入り口に停車したトラックから2.5トン車のピストン輸送で管理棟に荷物を運び終えたのは午後7時でした。 引越し業者のリーダーが自然大好き人間と見えて、車から降り立つや、林を見て、小川を見て感嘆の声を発し、こんな引っ越しは初めてと嬉しそうに話していました。

 それから約1カ月。 何とか荷物を収め、本棟の準備を整えましたが、東京では使わなかった体中の筋肉がキシキシと音を立てているようでした。それでも気分は最高で、晴れても、雨が降っても気分は上々です。

 引っ越した翌日にはキセキレイが飛んできて、毎日小屋の周りでさえずり、猿の群れが敷地を横断し、毎夜、鹿が新芽を探しにやってきます。 夜の山道の幽玄な木立、延々と続くカラマツ林、峠から見た男体山、木々の芽吹いてくる気配、西ノ湖の森閑とした風景、鳶が飛び立つ羽ばたき、エゾハルゼミの声、赤くないアキアカネの大群、何もかもが心打たれる新発見の毎日です。

 これから紅葉が始まりますが、またまたどんな発見があるか楽しみです。
山桜会の皆様からお話頂いた光徳小屋周りにいる動物、鹿、猿、アナグマ、青大将、山椒魚、全部会うことができ、青大将は1匹ではなく最低でも2匹はいること、その棲家も分かりました。 財布に入れておくとお金が入ると教えていただいた抜け殻も4本見つけ、(1本は180㎝もありました)本当かどうか試してみようかと・・・。 アナグマは斜面で餌を食べているところを発見、何とかカメラに収めました。

山桜通信26号 2006年10月

光徳小屋の周囲は、春には花々が咲き誇ります。


管理棟のそばにはサクラソウも。


光徳小屋の斜面には、シロバナノヘビイチゴがたくさん咲いています。


光徳小屋の周辺は、スミレもとても多く咲いています。
こちらは、タチツボスミレです。


光徳小屋周辺は、自然の宝庫です。


光徳小屋には、アナグマも時々登場します。


一生懸命に、逃げるアナグマさん。


光徳小屋の周辺は、森閑とした森の中です。


小道の先には、光徳小屋。森閑とした豊かな自然に囲まれています。


ヘビも登場ですが、毒はない守り神みたいなヘビです。


ヘビの抜け殻は長い、長い。。。


セミの羽化も見ることができます。

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