ハンド・イン・ハンド~卓越した職人技への称賛〜
東京は表参道で開催中の「ハンド・イン・ハンド~卓越した職人技への称賛〜」に行ってきた。特別FENDIのファンというわけではないだけれども、代々受け継がれてきた貴重な手仕事の職人技に焦点を当てた展示というところに惹かれたので。
この展示は、フェンディの本拠地・イタリアのローマを会場に、2021年10月より約3か月にわたって開催された展示とのこと。そして、ローマの次に選ばれたのが、この日本は東京。
今回の主役は、イタリア各地の伝統工芸士とパートナーシップを結んだ“ハンド・イン・ハンド”プロジェクトの「バゲット」
本場イタリアはローマの次に日本でこの展示が開催されたのは、日本からもこのプロジェクトへ参加した職人がいたからだとのこと。世界的なブランドに、日本のプロダクトが注目されるというのはやっぱりどこか嬉しい気持ちになる。
この“ハンド・イン・ハンド”プロジェクトは、
を目的に行われたもので、手作りならではの不正確さが魅力のコレクション。
展示されている全てのバゲットそれぞれに施された伝統技術とその職人たちの想いが映像で紹介されていて。それらがあまりにもおもしろいもんだから全部眺めていたら、滞在時間が1時間を超えてしまった。
特に、展示の中である職人さんが語っていた
とのひと言が、すごく印象的だった。
お茶を習うわたしも、そのお点前は教本に載っていない口伝のものがほとんど。それらを師匠から弟子に、お稽古のなかで伝承していく。そういう過程を重ねていくことを「楽しい」と思うわたしが伝統工芸に惹かれるのは、そりゃあ納得だなぁと思ったので。
世代を超えて受け継がれるものたちと、その物語たちにもっともっと触れていきたいし、そういうモノたちを何年も何代も丁寧に扱っていけるような人になりたいなぁと、そんなことをぐるんぐるんと考えた1時間。
いつも展覧会に行くと心に残った言葉やそのときに考えたことたちをメモにざっとまとめている。でも、それらをどう扱っていいか分からないでずっと引き出しにしまっていた。しまっていても溜まっていくだけで行き場に困ってしまっていたので、こうやってちょっとずつ、わたしの頭の中をnoteに綴っていくのも良いかもしれないな。せっかく192日も続いている毎日更新なんだしね。
見に来てくださりありがとうございます。サポート、とっても心の励みになります。みなさまからのサポートで、わたしの「ときめき」を探してまたnoteにつらつらと書いていきます。