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✈︎travel note✈︎🇯🇵

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旅と写真と文章と。旅をしながらぐるんぐるんと考えたこと。青森・岩手・東京・神奈川・山梨・岡山・仙台・富山・長野・栃木・愛媛・京都・神戸・福岡・福井・大阪・静岡
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#旅する日本語

偶然と運命は、きっと、紙一重。

大学院時代の夏休み。お金はないけど時間はある。そんなわたしにぴったりだったのが、青春18切符。 ここ最近、わたしの所属するコミュニティ #旅と写真と文章と でも何度か話題になっている青春18切符。この青春18切符の旅でちょっと漫画みたいなことが起こったので、忘備録、いや備忘録として記録しておきます。 えへへ。 それは、草津(滋賀県)から東京都内へ移動するときのこと。 静岡駅で313系に乗車し、ちょっとはしゃいで車窓から見える線路をカメラにおさめ一息ついた私の目の前に、何

「おかえりなさい」「いってらっしゃい」の場所

むわっとした生ぬるい風が漂う。 先週あたりから、そんな日が続いている。GW以来美容院に行っていない髪の毛が、右に左に踊り出す。 そういえば、頭頂部もグラデーションがかっている。盛岡から東京までの帰り道、地元で途中下車をして美容院に駆け込んだ。 「おかえりなさい」 といつものスタイリストのおにいさんが迎えてくれる。かれこれ3年以上お世話になっているおにいさんの一言に、ほっこり。 まだ実家にも寄っていないのに、一気に地元に帰ってきた実感が湧いてくる。東京でも何件か美容院に行った

みちのくっ子、おさんぽに野花をもとめる。

東京に来てからというものの、なんだか散歩が味気ない。心の余裕がなくなった。と嘆いていた。 -・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・- 小学生の頃、一度だけ遅刻したことがある。普段は始業の30分前には学校に着くくらいの心配性だったから、その日も当然余裕をもって家を出た。でも、見つけてしまったのだ。シロツメクサのお花畑を。 あんまりにも綺麗なお花畑に目を奪われ、花の冠作りに夢中になった。おじいちゃんに河原で教えてもらった編み方でひたすら編み続け、やっと完成して教室に行っ

目で生きるパラレルワールド、盛岡に出現。

盛岡にきたら冷麺!ぴょんぴょん舎!と意気込んでホテルを出てきたものの、駅側から繁華街へどう渡って良いかわからない。google mapを片手に立ち尽くしていると、タリーズから出てくる女性と目が合う。次の瞬間、彼女が大きくわたしに手を振る。 ん? 目を凝らす。そして、こする。もう一度見る。 ん? どうしよう。。。わかんない。 道が分からない上に知らない人から手を振られる。もう、途方に暮れていたその時、彼女の手が流れるように動いた。 「さっきの研修、一緒だったよね?」

ナガハマコーヒーで朝食を

休日の早く起きた日、旅先の朝、ちょっと贅沢をしたくなる。そんなときは、モーニングを食べに行く。朝からいい気持ちになると、その日一日が素敵な日になるんじゃないかしら、と。 今回の岩手旅行では、ホテルにカフェが併設されていた。その名も「ナガハマコーヒー」。秋田県に9店舗と盛岡市に1店舗お店を構えるコーヒーチェーン店。その土地にしかないお店ってなんだか惹かれるものがあって、ついつい入ってしまう。 朝はモーニングプレート一種類のみ。 一見ただのおしゃれプレートに見えるんだけど、

「会いたい」ただそれだけの理由がなによりもうれしい。

「会いたい」と言えば、1時間かけて車で会いに来てくれる。そんな友達がいるってなによりも幸せなことだと思う。 仕事の研修を兼ねて、黄金の国岩手県盛岡市へやってきた。研修を終え、夕方17時半。「お腹が空いたな」と思いつつ、一人の友人の顔が思い浮かんだ。 「会いたいなぁ。。。」 そう思うのとほぼ同時に「今、盛岡にいるんだけど。一緒に夜ご飯を食べない?」とLINEをしていた。 数分後「今から1時間かかるけど、それでもよければ」と返ってきた。岩手は北海道に次いで広い。新幹線の駅が

夜行バス、ベスポジまいご。

遠足の前日は眠れない。 始業式の前日も眠れない。 そんなわたしは、夜行バスに乗る日に限って昼ごろから眠くなる。 学生時代以来、久しぶりの夜行バス。しかも、翌日の午後には勉強会があるから眠くなるわけにいかない。なんとしてでもバスで寝なければならないのだ。 眠らないよう自分に必死に言い聞かせてなんとか乗り越えた日中。でも、やっぱり20時半頃に眠気のピークがくる。 7月中旬に入ってから、毎晩眠気のピークは20時半頃。下手したら帰宅してそのままソファーで寝落ちている。慌てて目を覚